柴犬レオの10回目の月命日

 おだやかな晴天に恵まれた。庭へ、広縁から草履をはいて出ると気持ち良い風が吹いてくる。ほどよい陽射し、やわらかな風・・・・こんな心地よい日は一年の中でもそんなにはないだろう。こういう日はレオもにこにこ笑いながら庭を歩いたり散歩したり、気持ちよく昼寝を楽しめそうだ。
 でもレオはいなく、ひとりでここちよい風と光を楽しんだ。朝起きたときからあまり調子がよくなく、またレオの10回目の月命日なので外出せずに家で過ごそうと思った。燃えるゴミを出す日なので、庭の掃除をしたがこれが大変。庭のあちこちに植えた椿の木から咲き終えた花が落下して、拾い集めるだけで1時間半ぐらいかかった。もう一日の仕事をやり終えたくらい疲れた。少し休み、なんとかまた動けるようになった。
 昨年の今頃、レオはどうしていただろう。そんな思いも過るが考えないことにした。思い出し考え始めたら,平常心を保てなくなるから。過去のブログを読むことがときたまあるが、2012年のブログは読めても、2013年〈昨年)のは辛くて読めない。写真なら何とか見ることができる。
 午後はレオのために花壇のチューリップの絵を描いた。写真を見ながら鉛筆でスケッチして、水彩色絵具と水彩色鉛筆で彩色した。レオ君、今年も花壇のチューリップがきれいに咲いたよ。レオがいる時、春が来るたび、いろいろなチューリップが咲いたね。今年は黄色と赤と、くすんだピンクとオレンジがかった赤・・・・・レオがいなくて寂しいから華やかな色を選んだ。レオがいたとき咲いたチューリップも、庭のあちこちに置いたプランターで咲いているよ。


レオ、君のために絵を描いたよ
こんなことしかできなくてごめんね