本棚の整理をした

 生きていてよかったと思えるような、穏やかな秋の一日、だいぶ前から気になっていた本棚の整理をした。二段式というか二つの棚を重ねて使うタイプで、上はガラス戸がつき、本だけでなく飾り棚としても使える。下は収納棚がレールで動かせるタイプで、奥に本を収納し、動かせる棚にはカセットやDVD、CD、ビデオなどが並べられる。
 TVから映画や番組を録画したビデオはいつか処分しようと思っていた。画像が悪いし、ビデオレコーダーがないため。棚から取り出して紙袋に入れ、ゴミとして出すようにした。数本捨てがたいものがあり、見る機会はないだろうが、この映画を録画したという記念(?)のためにしばらく残すことにした。小津安二郎の映画や、エリック・ロメールの映画などだ。候○○○の映画のビデオも残した。いくつかの映画は録画でなく、もらったものもある。
 整理していると2枚だけ何が保存されているかわからないCDが出てきた。捨てる前に確かめたら、一枚は柴犬レオの写真!確かめてよかった。2003年3月、5月と2004年6月の写真で、「レオ君」というファイルホルダーがつくられ、フォルダー名「2003,03」のように写真が月毎にまとめられていた。一緒に散歩したわんこの飼い主さんが撮影して、写真をCDで下さった。
 レオが6〜7才のときで、レオが大好きなガールフレンド(?)の紀州犬シロちゃんや飼い主さんやわたしと写っている。人で言えば30代半ばから後半にあたり、もっと若い頃のような無茶はしないが気力体力とも充実している年頃である。
 表情にはあどけなさも残り、屈託ない笑顔を時にみせて、好きなわんこやその飼い主さん、わたしもいる散歩に大満足の様子が写真にありありと映し出されている。


2003年3月30日、河原にある公園で


2004年6月4日、多摩川の河原で
レオとシロちゃんと飼い主さんとわたし
レオが動いてしまった


2003年3月30日、河原の桜の木の下で
伏せをしてリラックスした表情のレオ
年をとってからは(14歳くらいからか)お座りや伏せができなくなった