ハクビシン騒ぎ

 雲っっている午前中はそれほでもなかったが午後から日差しが出ると、蒸し暑くなった。長袖では少し暑いくらい。
 お昼前に弟がやってきて、30分くらい家にいた。柴犬レオがいないと、弟が来ても話題が少なくなる。今月末、亡き父の生まれ故郷を訪れる予定なので、そのことを話した。父の故郷は奥日光にある湯西川というところで、生家のある村全体がダムの底に沈んでしまった。10月末がちょうど紅葉がきれいとのことで、その時期に訪れることにした。父の妹たちの娘(わたしにとって従妹)もいっしょに来てくれることになり、心強い。なにしろ初めて訪れるところなので、土地勘のある従妹たちがいてくれくれるととても助かるし、父や叔母さんたちのことをいろいろ話せるのもうれしいと思った。
 今日は体調がいまいち。元気だったら午後は映画を観に行ってもいいと思っていたが、でかける気力がなかったので、庭に出て花の絵を描いた。特に日曜はなにもしないでいると、亡くなったレオのことを考えてばかりいて、涙の一日なるので、なにかしようと思った。蒸し暑くなったらとたんに蚊が多くなったので、蚊取り線香をたきながらスケッチして彩色した。描いたのはコスモスと、紅白の千日紅。近所の友だちからいただいたハガキ大の用紙に描いた。絵手紙用の用紙かもしれない。
 今年の秋は寒くなったり暑くなったり。メダカを飼っている水瓶に、細くて黒い蛇の姿を見かけてショックを受けた。メダカを食べてしまうから。9月にヒメダカを6匹購入して水瓶に放したところ、いつのまにか2匹しかいなくなった。だが何回か産卵したようで子メダカがたくさん生まれ、少し大きくなった。この子メダカも食べられてしまうのではないかと足で水瓶を蹴って、ヘビを威嚇すると逃げたが、小さな舌を盛んに出し入れしている。蛇の動き方で嫌いなのは、身体をくねらせて移動するところと、下をちょろちょろ出すところで、ぞっとする。
 夕方、駅前で買いものをしようと駐車場に行くと、隣の家(親戚にあたる)のご主人が家の裏に出て何かやっている。壁のすきまに何かの生き物がいるとのこと。ハクビシンではないかと言う。最近、夜になると天井を走り回る音がしていたが、天井をたたくなどこちらが威嚇すると外に出たらしい。ところがここ数日は壁をたたくなどしても外に出る気配がなく、巣を作って子どもを産んだ可能性もあるとのこと。
 近所の内装業を営んでいる男性に相談すると、ハクビシンがいると思われる天井に、ネズミ退治用のバルサンをたくと煙にストレスを感じて逃げ出すそうだ。逃げてから出入り口を塞げば入れなくなる。
 ハクビシンは雑食だが果物が好きらしく、わが家には柿の木があるので、ハクビシンのえさ場になりそうでこわい。



花の絵はいずれもサインペンでスケッチし、水彩色絵具で色をつけた
白い花の千日紅

赤い花の千日紅

コスモス