白い陶製の器に子メダカが6匹

 朝は風が強かったが雨が降っていなかった。
 近くの神社でラジオ体操が行なわれ、中止になった昨日の分もスタンプを押してもらった。8月のカレンダーを印刷したカードにラジオ体操に参加した人はその日のスタンプを押してもらう。スタンプの数によって記念品がもらえる。
 体操を終えた頃に小雨が降り始め、すぐ止んだ。台風が近づいているのがわかるような天気だ。
 白い丼ほどの大きさの陶製の器に水を張って、目高の卵を放りこんだ。庭に置いてある目高の水瓶に棕櫚の皮を浮かべてある。ここが目高の産卵場所となるので、ときどき水瓶から取り出して卵をとるのである。卵は直径1ミリくらいだが指でつまむと固く張りがあってすぐわかる。
 いちばん最初に放りこんだ卵が孵化したようで数日前から赤ちゃん目高が器のなかを泳いでいる。
 今日は虫メガネを使って6匹を確認した。あまり小さいと親の目高に食べられてしまうので数か月は離して育てないといけない。秋になったら子メダカを水瓶に返して、外の環境に慣らすことにしよう。

 柿の葉に隠れるように青柿が大きくなりて葉月が過ぎる

 いくつもの青柿落ちたり残る柿落ちる柿 明暗分く葉月

 絶えまなく夾竹桃花を落とす忘れさせない手段のごとく