ユズやヒメリンゴなどの剪定

ときわまんさく 朝起きがけに柴犬レオの夢を見た。高校時代の同窓会があり、二次会に行ったお店で再会した友だちに家に遊びに来ない?と誘うと返事をしないで煙草を吸うような仕草をして席を立った。友だちがなかなか戻ってこないので帰ろうと思い、席を立つと店の中からレオがわたしのもとに歩いてきた。口には猫をくわえていた。ここで目が覚めた。まるでぬいぐるみのように猫をくわえているレオにびっくりした。
 昨夜寝る前に、もしレオがわたしの側にいてくれるなら夢に出てきてほしいとレオの仏壇の前で話しかけたのだが、夢に出てきたことにも驚いた。
 日中、最後の夜のレオを突然思い出した。最後の夜、なかなか寝付かないレオに、わたしはお腹がすいているのではないかと思い、ドッグフードを食べさせようとするがレオは小粒のドッグフードを口の中に入れる力がなく、ぽろぽろこぼした。その時の、熱が出てきてもう食べる力がないのに食べようとしたレオの顔つきや、ドッグフードが口からこぼれるときのレオの顔を鮮明に思い出し、泣いてしまった。なんであのとき、食べさせようとしたのだろう。もっと他にやってあげなければいけないことがあったのに。

 今日はいろいろな思いが湧きあがり、時折泣きながら一日を過ごした、廊下や庭に面した部屋に木漏れ日がさし、光と影が揺れるのを見て、レオがこの部屋や廊下でよく眠っていたことを思い出し、胸が苦しくなった。さわやかな秋晴れの日の木漏れ日は、季節の移ろいを感じさせる。真夏の光の木漏れ日とは違う何かが心の琴線に触れた。
 夕方になり、レオのことを考えて泣いているばかりではいけないと思い、庭に出て、気になっていた庭木の剪定をした。徒長枝を伸ばした鋭い棘が出ているユズの枝を高枝鋏で切り、蝋梅の徒長枝を剪定鋏で切った。桃の木の枝も一本、これはノコギリでカット。ヒメリンゴライラックアカバトキワマンサク徒長枝も切り詰めた。
 蚊が飛び交う中での剪定作業。蚊取り線香をくゆらしたがあまり効果はない。ときどき腕にとまった蚊をたたきながら作業した。あと草むしりも少し。
 身体を動かすと、部屋の中でレオのことを考えている時より、気持ちが落ち着いてきた。駐車場前の道を通りかかった近所の女性としばらく立ち話をしたのも気が紛れてよかった。


昨年の9月7日のレオ
残暑が厳しいのと、ノミが身体にたくさんいたので
辛そうな顔をしている
ノミが大量に繁殖したことをもっと早く気づいてあげればよかった
これから数日後に気づいた