二七日(ふたなのか)

 今日、6月28日は柴犬レオの二七日。少し蒸し暑く、日差しが強くなったがまあまあ過ごしやすい日だった。だがわんこにとってはこのくらいの暑さでも辛いはずだ。
 父母の時は初七日を繰り上げてお経をあげていただいたが、続く二七日、三七日などは特別なことはしなかった。
 だがレオに関しては、死んでから七日ごとに、何かをしたくなった。レオの昨年の写真を見ると、カメのぬいぐるみが写っていて、これはどこにあるのだろうと部屋を探すと、テーブルの下にダンボールがあり、その中にレオのおもちゃがたくさん入っていた。
 もっとたくさんあったのを整理して、ここに入れたのを思い出した。好きだったおもちゃを棺にもっと入れてあげればよかったが、ひとつひとつに思い出があり、残しておいてよかったとも思った。レオのお骨を安置した前に、ぬいぐるみやボールを並べ、よく遊んだね、楽しかったねと話しかけた。
 午後遅くには車で花を買いに行き、その足で駅前に寄り、レオが好きだったパン(クロワッサン)を買った。二七日の供養として、生前レオの食事を載せたトレ―にお供えすることにした。レオの食事を載せたダンボールとランチョンマット、トレ―などは同じ場所にそのまま置いてある。片付ける気にならならず、レオの写真を飾ってある。わたしの夕食のおかずも少しお供えしよう。
 昨日まではレオの好きな食べ物を供えるなんて考えたくもなかった。生前、いっしょうけんめい食べさせ、レオもそれに応えて食べてくれた、そのことを思い出し、辛くてたまらなかったからだ。でも、今日はそうして食べてくれたレオのためにも、好きなものをお供えしようという気持ちになった。明日は気持ちがどうなるかわからないが、四十九日まで七日ごとに何かをしてあげようと思っている。 



ぬいぐるみなどのおもちゃを飾った
ここ数年、新しく買ったものはきれいなままだが、
5年以上前に買ったものはぼろぼろになっている。
夕方の散歩が終わり、夕食を食べたレオはわたしにおもちゃを投げてくれとせがみ、
投げると部屋の中を飛び回り探して、くわえて戻ってきて
これを何回も繰り返した。
母のベッドの上にぬいぐるみが落ちると、飛び乗ってくわえ、
ベッドの向こうに降りて走って戻ってきた
父母はこういうレオをにこにこしながら見ていた


 午前中には近所の人二人から、細いアスパラガスと、採りたてのエシャロットをいただいた。生のスモモやスモモジャムのお返し。
 一か月も前に買っておいたがそのままになっていたトレニアのポット苗を2つ今日、やっと花壇に定植することができた。昨日買ってきたブルーサルビアとイソトマの苗も花壇に植えた。ブルー系と白の花が多く、寂しいので明るい色の花をいくつか加えよう。