ジャム作り、そして読書

 早朝は曇り、9時ころから小雨、その後本格的な降りになった。
 曇っている間に、庭のスモモを4キログラムほど収穫した。あと5〜6キログラムくらい木に残っている。さっそく水で洗ってジャムを作る下準備。作りはじめたのは夕方になってからだ。
 スモモの収穫の後、例のように、レオを誘って(そのつもり)散歩に出た。今日は一昨日の反対方向でお寺の方へ。思いついてお寺に寄り、お花の水を変え、軽く掃除していると小雨が降り出した。お財布を忘れたのでお線香をあげずに、お寺を後にして、少しだけ先まで歩き、大周りして家の方向に足を向けた。その間、小雨は降ったりやんだり。
 家に着くととたんに眠くなり、横になると眠ってしまった。レオが死んでから、夜は1〜3時間おきに目が覚め、睡眠はじゅうぶんではない。10時ころ眠っても午前3時とか4時に起きてしまいその間に数回起きることもある。昼間も眠れず、疲れがたまっていた。今日は、レオがいなくなってから初めて昼間眠れた。2時間ほど。
 ランチは近くのお店に行った。亡き母が毎日のように行っていた店で、今でもよく座っていた席を見るとそこに母がいるような感じになる店だ。今日はその席に母とレオがいるような気になった。お店の人にレオの事を話すと、よくがんばって生きていたね、寂しくなったねと言われた。眠るように死んだのでしょう?いいえ・・・・・・、レオの死に際をさらっと話した。あまり話すと泣き出しそうだから。
 お店ではこの辺りの昔の話しが出て、レオとよく行った用水路(丸子川)では蛍が飛び交っていたこと、沢ガニがたくさんとれたことなどで盛り上がった。このあたりは湧き水が多く、今も流れている。丸子川にも湧き水が流れているのだ。
 夕方近くになりジャムを作り始めたが、煮詰めるのに時間がかかるので、台所に本を持って行き、読みながら鍋を掻きまわした。その本が昨日買ったばかりの「犬から聞いた素敵な話 涙あふれる14の物語」で、ジャムが煮詰まる前に本を読み終えてしまった。「取材でていねいに拾い集めた」「飼い主と愛犬とのキズナ」のエピソードが書かれている。わんこが家族の一員ととなる状況は千差万別。ひとり暮らしの老人と犬、独身の大工さんと犬、パパが交通事故で亡くなった家族と犬など、いろいろなシチュエーションで紡がれる人間と犬とのキズナの物語が心にしみてきた。飼い主の側と犬の側からの目線の物語が、半々で構成されている。
 亡くなったレオへの手紙、レオからの手紙をいつか書けるようになったら書いてみたいと思った。
いや、このブログがレオへの手紙になっているような気もした。


表紙の絵が柴犬なので、この本を手にとったのかもしれない

わが家でいちばん大きな鍋にあふれるばかりのスモモをカットしたものを入れて
さあ、煮詰めるぞ