昨日は・・・・・

 柴犬のレオが死んで、家の中にいるとガラス戸に寄りかかって眠っていた姿とか、本箱に顔を入れて泣いている姿など浮かび、声も聞こえてくるような気がして、家にいることが苦痛になった。
 落ち着いて座っていられない。こんなこともあり、昨日は午前、午後、夜とでかけた。姿の見えないレオを誘って。
 午前中は郵便局に寄りつつ、レオを抱いてよく連れて行った用水路沿い(丸子川)を下流方向に歩いた。この道はレオが11歳になった頃からよく歩いた散歩コースで、途中から右折して多摩川の河原に行った。元気な時は(12歳くらいまで)毎日のように散歩に行っていた多摩川の河原はどうしても行く気になれないので、昨日は途中で引き返した。帰る途中で、レオの友だち犬の家の近くを通りかかり、たまたま外にいた飼い主さんにレオの死を伝えたら、家に上がっていって、といわれ、お邪魔した。2年ほど前から家に遊びに来て、といわれていたが、レオのこともあり、行けないでいたがこうなってはじめて実現した。この方はご主人の三回忌をすましたばかりでその話しを主にした。レオの友だち犬(雑種のわんこ)がテーブルの下で丸くなっているのを見て、思わずレオと口にでてしまった。Sちゃんを見てレオを思い出してしまった、と飼い主さんに言ったが、自分でもレオということばが出てきたのに驚いた。
 レオもいっしょにお邪魔した気持ちだったので、時折、わたしの脚元にいる見えないレオに、声にでない声で話しかけたりした。
 午後はレオのこどもの頃の写真を複写するために、写真店に車で行った。これもレオといっしょにでかけたつもり。写真が仕上がるまで、玉川高島屋の3階にあるテラスガーデンに行って、パラソルがついたテーブル席に座って過ごした。壁際に作られたボーダーガーデンには薔薇の花が咲き、ここちよい風が吹きわたらる。テーブル席は7〜8席あって、ひとりだったり、親子だったり、それぞれが思い思いにゆったりとした時間にひたっている。ここも生前のレオと何回か訪れたところ。一階からレオを抱き上げてエスカレーターに乗ったのをおぼえている。レオは車に乗るのが好きでなかったので、こういう所にでかけるのはそれほどうれしくなったかもしれないが、レオと毎日の散歩とは違う時間が楽しめたのはいい思い出だ。
 夜はもうそろそろ眠る準備をしようかという時間になって、急に車ででかけたくなった。なにがきっかけっだったか。その前に何かの用事で外にでたとき、月があまりにきれいだったからのようだ。十六夜の月に誘われるように駒沢オリンピック公園まで車を走らせ。駒沢通り沿いに車をとめて月を眺めた。一昨夜(23日)の満月はスーパームーンといって、いつもの満月より大きいということをtakikioさんのブログで紹介していたことを思い出した。昨夜の十六夜も大きく見えた。
 そんなに長い時間はいなかった。数週間前、やはりこの公園まで夜のドライブをしたことがあり、同じように車をとめて、この公園にレオとよく来たことを思い出したがあのときはレオがいたんだなと思った。あの日は家に帰ればレオがいたのだが、今夜は・・・・と思うと喉が詰まるような感じがした。
 こんな感じで昨日は外にでかけっぱなしの一日で、今日はさすがにどこかに行こうという気に、いまのところなれない。


昨日はやっと出来あがったスモモジャムを近所の友人に配り、スモモの実も散歩の途中立ち寄ったわんこを飼っている奥さんにあげた。
 今日はスモモ酒をまず漬けた。次にTVで見た、こうけんてつさんの梅茶というものを漬けこんだ。完熟梅500グラム、黒酢200ml、蜂蜜500mlを瓶に入れて2〜3カ月くらいして、水や炭酸で割って飲むそうだ。あと、梅ジャムも夜、作るつもり。


今日漬けたスモモ酒
きれいな色の果実酒ができるそうだ

キキョウが数日前から咲いている

道路わきに咲くムクゲ
ここはレオが寄りかかってよく歩いていたところ
駐車場から道路に出る直角になったところで
顔だけ道路の方に曲げて休んでいたこともある

2009年6月のレオ
多摩川の河原でくつろいでいる
6月末には高熱を出し、病院で治療を受けた
どこか元気がないようにも見える