ツツジの季節

 今日は初夏のような天気だった昨日と打って変って、風が冷たく肌寒い。
 でも季節は確実に進み、わが家のつつじが咲き始めた。濃いピンク色のクルメツツジはもう満開で、小ぶりの花がきっしりと葉っぱが見えないほど咲いている。花の大きなオオムラサキツツジはちらほらと咲き始めた。
 午前中、千葉県からライトバンに野菜を載せて農家の人がいつものようにやってきて、近所の奥さんたちが集まって買いものをした。買い物を終えて、レオを駐車場に連れ出し、わたしは家の前をぶらぶらしていた。隣の家の奥さんがオオムラサキツツジの植え込みに水やりをしていた。薄いピンク色のツツジが大きなつぼみをたくさんつけて、明日にでも咲きそうな気配。
 色とりどりのツツジが植えられた庭を、隣家の亡きご主人は丹精をこめて手入れしていて、よくホースで水やりをしている姿をお見かけした。ご主人に変わって今は奥さんが同じことをなさっている。水やりをしなかったら枯れかけたつつじがあって、水やりをしていると話していた。
 奥さんの姿に、亡きご主人が重なり、昨年の今ごろ、咲きかけたツツジを見ながら、「いつも見事な花を咲かせますね」と話しかけたのを思い出した。つぼみが花開き、満開になり、咲き終えるまで長いようで短い時間だった。花が終わった後、電動の刈り込み機で枝先を刈り込む姿も見かけた。ぜんぶ刈り込むことができず、お孫さんが続きをしていた。
 こうして今年も見事な花を咲かせるのだろう。
 わが家にも同じように色んな色のツツジが植えられているが、隣り合ったもの同士、父は隣家の庭を意識して、庭の手入れをしていたのかもしれない。張り合うというと言い過ぎだが、刺激し合って。
 植栽の種類もよく似ている。柿の木、梅の木、椿、ツツジ、ツゲ・・・・・。同じ年代の二人だから、同じような植え木を好んだのかもしれない。年代により、植え木の流行りみたいのもあるかもしれない。



3日くらい前に、描きかけた絵を今日仕上げた。
レオの色は水彩絵の具で描き、他は色鉛筆。
レオが起きると絵を描き続けられず、中途半端に終わる絵も多いが
これは一応描き上げた
一応というのは、背景をもう少し描きたかったから