ダリア、ブルーベリーの植え替え

 
 今日は近くの商店街主催による恒例の金魚釣り大会の日だった。でもそれに気づいたのが、午後になってから。家の前の道路をおじいちゃんと孫と思われる二人連れが透明な容器に金魚を入れて歩いているのを見たからだ。
 亡き母親は、この日に商店街の出店で作る焼きそばが大好きで、自分で買いに行けなくなってからはわたしが買いに行っていた。他界した後も、仏壇にお供えするのが常だったが今日はできなかった。
 昨年は老犬レオがまだなんとかまっすぐ歩ける状態で、金魚釣り大会にいっしょに行ったが、今日のレオは昼間ほとんど寝てばかりで、抱いて行くにしても無理な状態だった。このこともこの日を楽しみにする気持ちが失せた理由のひとつ。

様子を見に行ったら、もう出店は閉まった後だが
こどもたちが釣り糸をたれて川(元は農業用の用水路)に
放した金魚を釣っていた


 夜半過ぎレオは細かく起きたり寝たりを繰り返し、ようやく落ち着いたのが3時半ごろ。その時間には珍しく隣の家の犬が吠えていて、なんだろうと思ったのをおぼえている。レオが泣く声もこういうふうに聞こえるのかとも思った。
 朝レオが起きたのが5時半。こちらは眠かったがすぐレオの部屋に抱いて連れて行った。30分くらいわたしは布団でうだうだしていた。泣く声で部屋に行くとおしっこをしていたので、レオの足を拭いてから、床をきれいにした。また眠るかなと思ったが眠らないので抱いて駐車場に連れて行ったが、うずくまって歩く気配がないので、少したってから家に戻った。
 家の中で歩き回るレオを見て、朝ごはんを食べるかなと思い、作って食べさせるが4割くらいしか食べない。これが7時半ごろ。食事は早過ぎたと思った。食後水を飲んでまた眠った。


朝6時過ぎ、駐車場のレオ
こうして後ろ足立ちになり、真後ろに引っくり返ることがあるので
注意が必要

 レオが眠っている時間に、庭に出て、30センチの鉢に植えたダリアの球根を植え替えた。昨年中に、手入れが悪いのかどうか知らないが、大切にしていた’春の光’という名前のダリアと、黄バラのイングリッシュ・ローズ’シャルロット’が枯れてしまった。両方とも花壇に9年ほど地植えにしていたものだ。
 このこともあり、植え替えなどの手入れをしっかりとやろうと思った。今日植え替えたダリアは昨年あまり花が咲かなかった。植え替えれば咲くかもしれないと思った。芽がもう出ているがこれは作業中に折れてもまた出てくるから大丈夫。鉢からかなりの数の球根(いも状態)が出てきた。何かの虫の幼虫も(くるっと丸くなると直径1センチくらいの大きさ)30匹以上出てきた!これが大きくなったら根を食い荒らすだろう。
 二つに分けて、二つの鉢に植え替えた。鉢数は減らそうと努力してきたが、増えてしまった。
 ブルーベリーは母が亡くなったその春、枯れた木を取り除いた場所に植えた。最初はハナミズキを植えようと思っていたが、花屋さんでブルーベリーの大株を見たらこちらを植えたくなった。この選択は間違っていたような気がする。ブルーベリーは植えた1〜2年は元気に花をつけ実がなったが、その後はだんだん枝が少なくなり、花が少なくなり、とうとう今年はひとつも花が咲かない。このままでは枯れるのは必至と思った。
 植えた木が毎年成長するのを見るのが楽しみだが、ブルーベリーはその点ではまずい選択だった。
 せめて鉢植えにして、延命を図ろうと思うが、どうなるかはわからない。
 掘り起こしたブルーベリーの木の根っこは、粘土状の土で固まっていて、新しい根がまったく伸びていなかった。粘土状の土を水で流して根だけにして植えかえた。植え替えの土は市販の培養土に、酸度調整をしていないピートモスを交ぜた。ブルベリー用の肥料も加えた。親株の横に小さな子株が出て小さな根を張っていたので、それもいっしょに植えた。2週間くらいして元気でいれば大丈夫だと思う。


これはもともと鉢に植えていたブルーベリーの花
この木も手入れをさぼり、日陰に放置したら枯れかけた
昨年植え替えてなんとか元気になった
わが家には父とわたしが買ったブルーベリーが大小混ぜて6〜7本あったが、
残ったのはこの鉢植えが1本
今日植え替えた地植えが1本