老犬レオはいつのまにか朝型生活へ

 16歳になったばかりの柴犬レオは、ついこの間まで、夜中過ぎから早朝まで何度も起きからやっと落ち着いて眠るようになり、お昼ごろ目が覚める生活をしていた。
 だがこの何日かは、夜中過ぎにあまり起きないか、起きても時間が短く、朝早く目覚めるようになった。夜中に起きないと、おしっこをたまるので自然と朝早く起きるのだと思う。朝起きてからほとんどすぐ用を足すことが多い。
 朝の5時半から7時くらいに起きるレオを、すぐ外に連れ出し、家の前や近くの用水路沿いを歩いていると、こういう生活が当たり前のようにできるのが幸せだと思う。またいつ夜型生活に戻るか、それはわからない。そういう不安定な状態にレオもわたしもいる。

 昨日は久しぶりに車を使わない外出をし、ひとつふたつ用事を片付けてきた。そんなこともあったのか、夜に眠りについてからしばらくして目が覚め、1時間くらい寝つけなかった。柴犬レオは側で爆睡している。朝は早く起きたので、すぐ外に連れて行った。この時間に散歩するわんこに会うなど、朝の散歩はやはりいいなあと思った。わたしはなんか眠かったが。
 レオが朝ごはんを食べた後、椿の木の剪定の続きをした。庭には葉を茂らせた柿の木などでほどよく木陰ができていたので、レオも庭に出した。レオがふらつきながら歩いても大丈夫なように、鉢植えをレオが歩きそうもない端の方や植え込みのある高くなっている所に移動した。だが庭に出たレオは、大きな鉢の回りにもたれかかり、そこから数歩歩くくらいで、もう植木鉢を倒しながら歩く元気もないように見えた。
 昨年のこの季節のことが頭にあって、植木鉢を移動したが、たくさんの時間が過ぎたことを痛感した。くるくる大周りに回りながらも裏庭を歩き、ときどき鉢を引っくり返していたレオがなつかしく思えた。あの頃は、目を離すと、庭の隅の植え込みの間にはまっていたり、家の回りをぐるりと歩いて、外に出ようとしたこともあった。

こんな感じで歩いてもすぐ倒れてしまう

庭の隅に移動させたシンビジュームの鉢

今年は三種類のチューリップを植えたが
遅咲きの花が今満開
黄色の八重咲きと赤の一重咲きは
咲き終わった