愛犬レオの誕生日

 早朝から小雨が降り、時間を追って雨の降りが強くなった。
 今日は愛犬レオの16歳の誕生日。昨夜は深夜過ぎ、わたしとともに眠りにつき、朝5時半ごろまで眠っていた。その間、一度も起きなかったのでおしっこがたまっているかなと思い、小雨の中、起きてすぐのレオと家の前に出たが、その気配なく、冷たい雨なのですぐ家に戻った。
 おしっこは少したって、マットを敷いた廊下にした。2〜3日前からおしっこの回数、量ともに多くなったように思える。マットに放尿する音に勢いがある。
いつのまにかレオのおしっこの仕方や量、回数がとても気になるようになり、これが介護生活と再認識する。
 朝起きてからのレオは薄めた牛乳を多めに飲んだが、朝ごはんは食べないで眠ってしまった。
 その眠っている間にこれを書いている。レオがこの家に来たのは5月○○日。その日の写真はかなりたくさんあるが、レオの写真はそんなに撮っていないことに気づいた。レオの写真をたくさん撮るようになったのは2005年秋にデジカメを買ってからだ。
 家に来てから3カ月目の8月のレオは、ひょろっと細身で心細い体型だ。このときの体重が7,3キログラムでいど。現在のレオとほぼ同じだ。生後4カ月くくらいのレオと、16歳を迎えるレオが同じ体重。人間でいえば小学生高学年くらいだったレオはまだ骨格もじゅうぶん成長していなく、筋肉もついていなかった。現在のレオは骨格は大人になってからのものでも、筋肉がげっそりと落ちてこの体重になったのだろうか。
 廊下で眠るレオが歯ぎしりをしたので、手であごを上にあげるようにした。今日は廊下で眠るのは寒いと思い、抱き上げて古いソファの上に寝かせた。その状態で少しの間、手であごを上にあげていると、歯ぎしりはおさまった。
 昨年の6月からレオに抗てんかん剤を飲ませ、秋に一度中断したがまた服用をはじめ、年を越しても服用していた。だが、このブログに同じような老犬を介護している方からコメントをいただき、その方の愛犬も歯ぎしりをしているが顎を上に上げるようにするとおさまると教えてもらった。それ以来、歯ぎしりをおこしたとき、すぐ手で顎を上に上げるようにするとしばらくしておさまっている。こういうこともあり、抗てんかん剤の服用を中止している。
 薬をやめてから、顔やからだをそらせて、手足をばたばたさせることもなくなった。できればこのまま薬を飲まない状態を続けたい。
 思えば、昨年春(ちょうど今ころ)、レオが歯ぎしりをおこすとだんだん激しくなって、顔を前に曲げるようにして、倒れていた。わたしはレオの首に腕を回して倒れないように支えようとしたが、顎にすごい力が入っていて、腕がしめつけられるほどだった。今はそれほど激しい歯ぎしりはおこさなくなった。ただ、立っているときも顔が下に傾き、鼻先が地面に触れそうになることもある。
 目立つ変化としては、物を食べることがだんだんへたになったと言うか、口をぱくっとあけてくわえることが出来にくくなった。食欲がないのでなく、ふつうに食べられなくなったのだ。わたしの手で口の中に入れるともぐもぐ噛んで飲みこむ。食べたくないものや、もう食べたくないときは口からぽろっと落す。
 人間と似ているなと思う、人間も高齢になると、噛むことも飲みこむ力も衰えてくる。人間の場合、食事をやわらかくしたり、小さく刻んだりして対応するが、犬の場合も同じだ。さらに進むと、人間の場合、栄養点滴や胃ろう(胃に管を通し、直接、栄養食を流し入れ)があるが、犬の場合はそこまでする人はほとんどいないだろう。でも誰かが犬にも胃ろうがあると言っていたような記憶がある。
  
 レオの16歳の誕生日を迎えられたのに、話しが暗い方にいってしまった。いけない、いけない。こんなことではレオにも悪い、かわいそう。気持ちを入れ替えることにしよう。
 レオや、誕生日おめでとう。いろいろあったけれど、ここまで一緒に来れたね。これからもよろしくね。

今日のレオ
誕生日祝いに赤とブルーのネクタイネックレスを新しく作った
昨年秋に作ったネックレスは首回りが小さくなったため、
大き過ぎて、前足が入ってしまうことがあるので、
長さを縮めた


昨日の夜、写真を見て描いたレオの絵
ほんとうは今日描きたかったが
疲れて午後は昼寝をしてしまい
描けなかった



雨が降った庭で。
ヒヤシンスと三色菫を植えた寄せ植え