バラに日傘を

 朝は肌寒かったが日中はひざしが出て気温が上がり、さわやかな初夏の風が吹きわたった。
 天気が回復したためか、老犬レオは歯ぎしりの頻度が少なくなったような気がする。わたしの脚や塀など支えなしに歩けないのは変わらない。食欲はまあまあ。口の中にいれるともぐもぐ噛んで飲みこむ。
 昨日まで雲が多い天気だったのに、今日は急に強い日差しが出た、昨日、花壇に植えかえた鉢植えのバラが太陽の光に照らされて、しなっとしてしまった。葉っぱは見た目変わらずに元気だが(実際はどうだかわからない)、つぼみが三つ、花首を下向きにしておじぎしている。いちばん先に咲きそうなつぼみと二番目に咲きそうなつぼみはなんとか元気を保って、すくっと伸びている。
 まずい!と思い、水をバケツに一杯ほどやり、根を傷めないよう株元から30センチくらい離れたところに支柱を立てて、黒い傘をかぶせた。多分、日からが陰れば、つぼみはもとに戻ると思ったが日差しで植え替えたばかりの株が弱ることから守りたかった。
 バラのつぼみは日中、傘で日陰になっていてもおじぎをしたままだったが、夕方になって段々上向きに戻ってきた。日差しが強い日はしばらく日傘をさして静養させることにした。
 日中、数回レオを外に連れて行ったが、タイミング悪く外で用を足すことなく、ぜんぶ部屋の中でおしっこをした。夕方遅くなって2回続けておしっこをしたが、2回目の時、おしっこの上にレオが倒れて汚してしまった。タオルで拭いても水分が残り、きれいにならないので浴室で下半身だけシャンプー。レオを抱きかかえると体重が減ったこともあり、かなりラクに洗えた。レオもおとなしくわたしに抱かれている。ぬれ鼠になったレオをタオルで念入りに拭きとったが、湿っていて寒いかもしれないと思い、タンクトップを着せた。


傘をさしたバラ
花壇には強い日差しが照りつけた


今日の午前中の老犬レオ
朝早く起きて、この部屋で用をたし、ドッグフードを少し食べ、しばらくして眠った
お昼前に起きて朝ごはんを食べた


クレマチス’雪おこし’を描いてみた
鉛筆と水彩色鉛筆を使った