車検に行ってきた

 といっても車のディーラーのところに車を持ち込んだだけ。車で20分くらいのところにあり、1時間ほどで終えた。
 だがタイミング悪く、昨夜のレオは何日かぶりに夜中から早朝にかけて長い時間起きていた。わたしが知っているだけで2時間ほど。廊下と玄関の土間を行ったり来たりしているレオの様子を見守り、喉は乾かないだろうかと水で薄めた牛乳をやり、ドッグフードもやった。どちらもたくさん飲み食べたので驚いた(3時ころのことだ)。 4時になっても、レオは興奮しているのか眠ろうとせず、おしっこもしない。わたしはさすが眠くなり、おしっこをしてもいい部屋に灯りをつけてレオを入れ、ドアを閉めて、自室で自分だけ眠った。
 次に起きたのは朝6時で、レオの様子を見に行くと、椅子を引っくり返し、足のところに身体を載せて眠っていた。カーペットには黄色い沁みができていた。レオを抱いていつもいっしょに眠っているわたしの部屋に寝かせ、そそうしたものをきれいにした。
 その後、わたしも二度寝して、9時過ぎに起きたがレオはずっと眠っていて、車検に行く時間の1時間前に起きた。急いで水を飲ませたり、食事をさせた後、トイレのために家の前の道路に出すがいっこうにする気配がないので、しかたなく、またそそうしてもいい部屋にレオを入れた。日差しが強く暑いくらいなのでカーテンを半分だけひいて日差しをさえぎり、玄関に通じるドアも開けておいた。
 ぎりぎりなんとかでかけることができたが、いつも出かける前にレオのことで時間がなくなり、あせってしまう。時間を約束することがすごく難しい。
 車検を受けた、その帰り、環状七号線から目黒通りを回って帰った。この車はまだ父がいたときに新車を買ったが、とうとう父を車に乗せることはなかった。父が病院に定期的な診察を受けに行くとき、新しい車で行こうと思っていたのだが、わたしが体調を崩してしまい、ヘルパーさんに父を連れて行ってもらった。父はその病院に行ったその夜に高熱を出し、在宅医療の医師の診察を受け、様子をみていたが数日後に救急車で入院した。
 それから6か月の入院生活を送り、一度転院、二度退院したがどれも民間の救急車で搬送した。そういうわけでわたしの車に乗ることはなかった。こんなことも考えながら、家路についた。
 老犬レオは同じ部屋に眠っていたが、どこにもおしっこをした跡がなく、かえって心配になった。起きてから(昼過ぎ1時半ごろだが)一度もおしっこをしていない。レオに声をかけて、起きたら外に連れ出しおしっこをさせようと思った。少したち、レオが起き上がったので抱いて外に出したが、やっと駐車場でおしっこをした。抗てんかん剤を飲んでいて、これは多飲多尿の副作用があるそうだ。水はなるべく多く飲ませるようにしているし、一日5回はおしっこをしてほしい。あまり回数が少ないと、腎臓に負担がかかるのではと心配だ。


 庭には11本の梅の木があるが、そのうち9本が梅の実がなる木であわいピンク色の花が咲く。その実のなる梅の木たちがいっせいに花開き、庭には梅の香りが漂う。
 目を下に向けると、小さな早春の花たちが咲き始めた。これから花が咲くモモやスモモのつぼみもふくらんできた。


モモの木の足元に
クロッカスの花が咲いている
白と黄色、青紫色の三色を植えているが、
青紫色がいちばん元気 



うすいピンク色の雪柳がちらほら咲いてきた