老犬レオと庭へ


下向きに咲くオカメ桜の花
イギリス人が作出した早咲きの桜

 今日も気温が上がり、春のあたたかさ。冬の間は庭で老犬レオと過ごすなんて考えられなかったが、久しぶりにレオと庭に出た。というより、わたしが台所でレオの朝ごはんを作っているとき、レオを庭に出した。外のほうが気持ちいいだろうと思って。
 ご飯ができて、庭から部屋に入れ、食べた後もガラス戸を開けておいたら、レオが自分で庭に降りてしまった。それを見て、わたしも庭に出て、昨日のナンテンの剪定の続きをすることにした。レオはジャカランダを植えた寸鉢の回りをゆっくりと回ったり、ナンテンの枝の束に乗りかかったり、庭木とフェンスの間の狭い所に入り、身動きがとれなくなったり・・・・・・・。
 ときどき剪定の合間にレオの様子を見に行き、抱き起こしたり、狭い所から引き出したりした。
 しばらくたつと、疲れたのか地面にごろんと横になった。あまり長い時間外にいると疲れるだろうと思い、レオを抱いて家の中に入れ、剪定の続きをした。今日でナンテンの木は全部剪定を終え、さらに蝋梅の木も剪定した。足元から伸びている何本ものひこばえを切って、幹を5本ほどに整理し、日当たりと風通しをよくした。
 この木はいままで夏になるとやたら枝を伸ばす元気な木と思うだけで、蝋梅の木とは思っていなかった。今年初めて丸い黄色いつぼみを付けていることに気づき、蝋梅の木であることを知った。来年はもっと花数が多くなってほしいな。

 昨年3月の初めに植えたオカメ桜の花が今日、花開いた。植えて一年目で2回目の花だ。植えたばかりの昨年より花数は多い。樹高はまだわたしの背より低く、下向きに咲く花は腰をかがめないと楽しめないがいつか見上げるようになるだろう。10年はかかるだろうが。


庭でごろんと寝そべっているレオ
日差しはあたたかく、地面はひんやり

鉛筆でスケッチして、水彩絵の具で彩色した沈丁花
画用紙が厚紙なので、水をふくんでもぼこぼこにならない