夜明け前の酒粕

 最近、酒粕をお湯でといてお砂糖を入れた甘酒に凝っている。
 10日くらい前、気温の変動が激しいせいか、喉が痛くなり、風邪気味になったときのこと。うがいを何回も繰り返すと同時に、何か身体を温めるものはないかと冷蔵庫をのぞいたとき、ちょっと前に買っておいた酒粕が目に入り、甘酒だ!とひらめいた。
 おろしショウガを入れると、味に深みがでると袋に書いてあり、これも身体を温める効果を倍増させると思い、何杯も飲んで様子をみた。
 うがいが効いたのか、甘酒がきいたのか。喉の痛みはそれ以上ひどくなることがなく、おさまった。
 それから風邪とは関係なく、甘酒をよく飲んでいる。
 昨夜はいつものように老犬レオが3時過ぎに起き、なかなか眠らず、玄関の土間でがりがり壁を引っ掻いていた。しばらくたち、静かになったので部屋のドアを開けて様子を見ると、おしっこをした模様。レオを抱き上げ、別の部屋に入れ、土間を水で流し掃除をした。
 レオはすぐ眠る雰囲気でなかったので、しばらく、その部屋にいてもらったが、また静かになったので、抱いて寝室に戻り、寝かせた。
 玄関の鍵を閉めたか確認したが、さきほど新聞配達のバイクの音を聞いたので、まだ暗い中、外に行き、新聞を取りに行くと・・・・ポストに茶色の袋が・・・・
 封を開けると、平たい、薄い茶色のものが入っていた。差出人を見ると、ブログの先輩で友だちでもあるuiriさんの名前があった。
 なんだろう。酒粕かな。まさか、クッキー用の生地ではないだろうし・・・・・。
 レオとともに二度寝をしたわたしは朝遅めに起きて、メールチェックし、酒粕を送っていただいたことを確認した。
 まだ暗い夜明け前、郵便物を受け取ったのははじめてかもしれない。
 とても印象的な頂き物、しかも甘酒に凝っているときに、タイミングもよく・・・・・ありがとうございます。
 さっそく、甘酒にしていただきました。
 仏壇にもお供えしました。
 母は最期の冬、「寒い寒い」と言っていたので、いまもどこかで寒がっているのはないかと思うのか、寒い日は温かい飲み物を供えている。

 今日は朝から曇り空で、小雨が降り続ける寒い日。
 レオはわたしと同じくらい時間に起きたものの、部屋で大小に用をたし、また眠ってしまった。
 起きたのは午後3時近くで、やっと、今日はじめての食事をし、水で薄めた牛乳を飲んだ。
 寒いので外に連れて行くのもためらわれる。


1週間ほど前に写真をもとにスケッチした水仙
水彩色鉛筆で色をつけた
水彩絵の具とは色合いが違う