金木犀が咲き始めた

 車でホームセンター&スーパーマーケットに行き、その足でお寺に寄り、母の一日遅れの月命日のお参りをした。
 お参りをすませ、早く家に帰ろうと車に乗ったがふと目をやると、白いミズヒキの花がこぼれんばかりに咲いていて、車を降りた。
 白いミズヒキだけでなく、ピンク色のイヌタデ、赤いミズヒキ、小さなフヨウのような花・・・・・小さな花がいろいろと植えられて、しっとりとしたハーモニーをかもしだしている。色数が多いわが庭とは違った、静かな秋の庭にいやされた。やさしい手が、そっとわたしに触れたようだった。短い時間だったが・・・・心にしみわたるようなひとときだった。
 家に帰り、車から降りると、ふわっと金木犀の香りが鼻をくすぐった。おや、と駐車場脇に植えた木を見ると、小さなオレンジ色の花がちらほらと咲いている。小さなつぼみがぎっしりついて、開花を待っている。
 強く剪定したので、この秋は咲かないかと思っていた。2週間前はつぼみもほとんど見えなかった。いつのまにか、つぼみがこんなにたくさん!この木はまだ若く、いままででいちばんたくさんのつぼみをつけた。
 これからしばらくは金木犀が楽しめそう。もう一本、2階の屋根くらいまで届く大木の金木犀を見に行くと、こちらはまだ咲いていないがつぼみがやはり、いっぱいついていた。
 あと少しで、庭は金木犀の香りに包まれる。秋本番がやってきた。

ちらほら咲き始めた金木犀

つぼみがいっぱい

正面の木が2階の軒下くらいまでの高さの金木犀
こちらはほとんど咲いていない




 老犬レオは昨夜は珍しく、12時前に眠りに就き、起きたのは朝6時ころ。ただ、起きがけに、歯ぎしりをして、口をぱくぱくさせながらそれがだんだん強くなり、顔を床につけて、引っくり返りそうになった。辛そうなレオを見ていられなくて、チーズにくるんだ抗てんかん剤を飲ませた。何日ぶりだろう。10月3日から薬を中止したので、11日ぶりの服用だ。
 薬をやめてもしばらくは発作が起こらなかったが、1週間くらい経った頃から、軽い発作を起こすように。このていどなら、薬は飲ませなくてもいいかなと思っていたが・・・・・。昨日も歯ぎしりが強くなり、首を前に曲げ顔を畳につけて引っくり返りそうになっていたのを見て抱き上げた。
 この発作が続くようだとレオは体力も消耗するし、苦しいにちがいない。やはり、薬は飲ませるしかなさそうだ。
 レオにとって、わたしの判断が良いものであればいいが・・・・・・。
 午前中は1時間くらい眠っただけでほとんど起きていた、レオ。食があまり進まないので、朝ごはんを3〜4回くらいにわけて、なんとか1食分食べてもらった。午後はずっと眠っていて、夕方6時前に起きた。散歩は家の回りや用水路のほうを歩いた。
 夕ごはんは牛肉と野菜をゆでたものはあまり食べたくないみたいで、やっと7割くらい食べ、小さなクロワッサンを美味しそうに食べた。
 牛肉をあげても口をなかなか開かなかったレオだが、クロワッサンをちぎってあげたら、大きな口を開けて食べた。食べたいものは口をちゃんと開けて食べるわけか。