まだ続くベニカナメの剪定

 十日ほど前から始めたベニカナメの剪定だが、やっと三分の二程度終えた。予定では今日あたりにぜんぶ終えているはずだったが、雨が降ったり、疲れがたまったり、いろいろな理由でなかなか進められなった。
 例年より秋残暑が厳しく、さらに長引いている。剪定が数日くらい遅れても大丈夫という読みもある。
 だが、東京都心では9月20日くらいまでに剪定を終えると、冬の間も赤い葉っぱが楽しめるということで、がんばった剪定だ。今日は何よりも剪定作業を優先して進めることにした。今日でなくてもいいやと思うと、どこまでも引き延ばしてしまう、悪いクセがある。そして、ぎりぎりになり、バタバタと片付けるのである。
 日中の暑い中で作業して熱中症にかかるのも嫌なので、午前中の早い時間と夕方になってからやることにした。
 午前中といっても暑く、汗をかきかき、パチパチ枝を切っていると、通りがかりの奥さんに話しかけられた。その方のお庭にもベニカナメが植えてあるが、赤い新芽が出るとアリが集まってきて、葉っぱを食べてしまうそうだ。どうしてなんでしょう。
 アブラムシが新芽について、甘い汁を出すので、それを狙ってアリが寄ってくるのかもしれないと答えた。アブラムシを殺虫剤で駆除して、アリ退治のために、ベニカナメの根元に、アリ除けの薬剤をまけばいいのでは、とアドバイスした。
 アブラムシ退治は、あまり殺虫剤を使わず、指の先でつぶして駆除しているが、やわらかい新芽にびっしりとつくと、新芽も傷つけてしまうことがある。そんなときはやむなく、薬剤を使っている。アリ退治のほうは薬に頼らざるを得ない。
 そういえば、駐車場脇のサワラの高木の根元近くに洞が出来ているが、そこにアリがたかっていた。殺虫剤をまかないと、木全体が中空になってしまうかも。アリはあんな小さな虫だが、たくさん集まれば、大きな木でさえ倒すことができるのだ。
 ベニカナメモチは、あと数本だけ残して夕方の剪定を終えた。
 気になっていた小菊の芽についたアブラムシに薬剤を散布した。ここひと月ほど、指で取り除いていたが、取り切れずまた増えていた。玄関脇の名前のわからない小型の常緑樹にも散布した。こちらは夏に伸びた若葉に葉巻虫がたくさんついている。この木は春に葉巻虫がつき、駆除した後、剪定し、芽が伸びたらまたついた。
 昨日は大きくなったチャドクガの毛虫が椿の葉に一匹だけいて、殺虫剤で駆除したし、クチナシの葉っぱも何かの虫に食われたみたいに丸坊主になっているのがある。秋口は虫たちも元気になっていろいろ悪さをするので、目が離せない。


 今日の老犬レオは朝8時ころ起きた。昨夜は蒸し暑かったので、廊下で眠っていたようだ。あまり歩かないが、食欲はふつうにあるのでいいかなという感じ。
さすがにノミは少なくなったがまだ生きているのがいて、薬が効かないノミがいるのではないかと思うほど。レオの毛をくしで梳いて、丹念にノミをつかまえていく作戦も続行中だ。


朝起きて庭を歩くレオ、この後、家の前の道路に出た
レオの左横にあるシンビジュームの鉢に寄りかかって
よく倒してしまうが、今朝は倒さなかった




コスモスにするか、トウガラシにするか迷ったが
どちらでもなく葉ゲイトウを植えた