庭仕事などに勤しむ

 初夏の陽気が今日も続く。もうすぐ来る5月はやはり、さわやかな風、新緑の美しさが心に刻まれる季節だ。
 午前中は、アブラムシがびっしりとついたムクゲの木に、薬剤を散布した。9時ころ起きて部屋の中でおしっこした老犬レオを駐車場に連れて行き、ブロック塀に寄りかからせ、念入りにブラッシング。レオをそのままにして、わたしは庭のあちこちに植えたムクゲをチェックしつつ、散布した。ほとんどのムクゲの新芽に黒いアブラムシがついている。アブラムシは緑色、黒、赤茶色などいろいろな色の虫がいる。緑色がいちばん目立たなくていいと思うのだが。
 柴犬のレオは昨夜は3時ころ起き、わりと長い時間起きていた。起きている間に、うすめた牛乳を飲ませたりして、なんとか落ち着かせようと思ったが1時間半くらいは起きていた。興奮して歩き回り、はあはあしているレオに2回目のうすめた牛乳を飲ませたら、こてんという感じで眠くなった。のどが渇いて眠れなかったのか。
 夜に起きたので日中は調子は良くないようだったが、朝ごはんはお昼前に食べた。いつもより少し少なめの量を出したが、ぜんぶ食べた。午後、レオが眠っている間、わたしは玄関横に目隠しで立てたラティスにオイルステインを塗った。
 以前は細い木を束ねて孟宗竹で成形した垣根を立てていたが、柱や孟宗竹が虫食いや風雨で劣化して、倒れてしまったので、先日、植木屋さんに頼んでラティスに替えてもらった。そのラティスに、補強のためにオイルステインを塗ったのである。
 油性の塗料で塗ると木に浸透し、もとの色より深みのある色に仕上がる。表と裏の細い板を塗るのは思ったより大変な作業だった。途中で休みたくなったが、最後まで一気に仕上げた。庭から廊下に眠っているレオが時々見ながらの作業だった。
 使った刷毛は使い捨てにし、塗料を入れた器は新聞紙で拭きとってきれいにした。油性の塗料は後始末が大変。水性だと、刷毛も器も水洗いでほとんどが落ちるのだが。
 どのくらく時間がかかっただろうか。1時間半ぐらいだろうか。作業を終えたとたん、疲れがどっと出て(昨夜、一度起きたこともあるだろう)、自分の部屋で横になった。休むだけのつもりが寝てしまった。起きた時朝かと思ったほど、ぐっすり眠った。
 レオもまだ廊下で寝ていたので、すぐには起きず、しばらくぼーっとしていた。
 今日はいい天気だったがレオはほとんど眠っていてあまり外に行かなかった。夜になって、外に連れ出し、桜並木のある用水路沿いのレオが体を支えられるところでゆっくり時間をとって歩かせた。

オイルステインを塗った後のラティス

後ろから見ると・・・・


以前の目隠しに使っていたもの
20年以上、玄関の横にあり、家族の出入りを見守っていた
今は30代半ばになった姪が成人式の日、振袖姿で
玄関先で亡き父母と撮った写真の背景に
写っていた