庭のことをぼちぼち

 暑い日が続くと、庭仕事もあまりはかどらない。草むしりは老犬レオを外に出し、庭を歩かせているときに、気がついたところをちょこちょこやっている。
 昨日は、梅の古木の一本にアリがたかっているのを見つけた。梅の主幹がアリに食われ、中が空洞になっていた。細く長いノズルがついたアリ用の殺虫剤を木にあいた穴から噴霧して、アリを退治した。
 その梅の木を今日あらためて見ると、葉っぱがまったく出ていない太い枝があった。アリに空洞にされてしまった主幹から出ている最初の枝だ。剪定用のノコギリをあててゴシゴシやると、完全に枯れていたので、簡単に切ることができた。
 他の枝からは元気な葉っぱが出ているのでいまのところ大丈夫だが、なにしろ根元近くが空洞になっているのだから心配だ。
 梅の枝の剪定は、昨日、部屋を大掃除したとき出てきた、父のノコギリを使った。箱の中にしまわれていたので、父はあまりこのノコギリを使っていなかったと思われる、安全に使うためのストッパーが付いていて、これが使いにくかったようだ。
 だが太い枝もらくに切れるし、これからは庭木の剪定にどんどん使っていきたい。新しいノコギリを少し前に買ったが、もっと早く、このノコギリを見つければよかった。
 コンテナに4株植えた朝顔がどうも元気がないので気になっていた。葉っぱがなんとなくしょぼい。根元近くの葉が枯れて、何枚か取り除いたりした。つるの伸びもだんだん勢いがなくなってきた。そこで、一昨日、手づくり腐葉土に、チッソ・リン酸・カリを等量配合した肥料を混ぜて、土増しをした。他の行燈仕立ての朝顔にも同じようにした。
 これが効いてきたのか、今日のコンテナの朝顔はこころなしか元気になってきた。葉っぱがシャキッとしている。まだまだ花を楽しみたいから、暑い夏を乗り切って9月まで咲いてほしい。
 朝顔の花について気づいたことがある。朝は青い朝顔と、紫色の朝顔、ピンクと白の絞りの朝顔の三種が咲いた。夕方になると、青い朝顔は青色が飛んでしまい、その分赤みが強くなり、紫色の朝顔も青みが抜けたので、同じような色になっていた。ピンク色の朝顔は全く変わらない。青色の色素(アントシアニン)が太陽の光に弱いなんて聞いたことがない。
青紫色のキキョウは、朝も夕方も青紫色で変わりがないし。なぜ、朝顔の青色は時間がたつと色素が消えてしまうのだろう。
 

こんなふうに朝顔を育てている
コンテナの外に支柱を立てて、横は小枝を使い、格子状にしている

 老犬レオは昨日、カーペットを取り払い、きれいにした木の床の部屋で、初おもらしをした。姿が見えないレオを探して、暗い部屋を歩いた時、足が濡れたのでおしっこに気づいた、木の床に水たまりができていた。カーペットよりこっちのほうが手間がかからない。乾いた雑巾で拭き取り、次に水に濡らし絞った雑巾できれいにすればいい。カーペットのときは、おしっこをキッチンペーパーにすわせると、半ロールくらい使うほど大変だったから。