そろそろ、またベニカナメの剪定

 隣家との境目のフェンス沿いに、ベニカナメをかなりの本数植えてある。初夏に一度剪定したが、二度目の剪定をそろそろしようかなと思っている。
 手元に置いてよく参考にしている園芸書には、9月中旬(関東地方基準)に二度目の剪定をすると、冬の間も赤い葉っぱが楽しめるとある。ただ、剪定時期が早過ぎると新芽の伸びだしが早くなり、冬には緑色の葉っぱになってしまい、遅すぎると新芽の越冬準備が間に合わず、寒風で新しい枝が枯れると書いてある。
 剪定適期は北関東では9月10日ころ、東京都心部では9月20日ころ。わが家はその間をとって15日ころかな。
 冬の間、紅い葉っぱが楽しめるのはいいが、剪定時期がピンポイントで、それを逃すと期待通りの結果にならない。体力的に一気に剪定できない。少しずつやるため、早めに取りかかることにした。
 葉先が枯れるのは困るが、緑色になってもそれはそれでいいと思うことにして、トライしてみることにした。
 木の高さをそろえるため、新聞紙などを束ねるひもを、切りたい高さに結んで横に伸ばして、切ることにした。一度目の剪定の時期が早かった木と遅かった木があり、長さがバラバラなので、こうすればそろえられると思った。
まだ残暑が厳しいので午後は、老犬レオと同じ部屋で1時間半ほど昼寝をして、夕方になってから剪定を開始。だいたい1m75センチ前後を目安に切ることにした。
 1時間半くらいで9本のベニカナメを切ったが、裏庭の半日陰でほとんど木が茂っていないので、わりとラクに作業が進められた。日当たりがいい場所で幹が太く成長したベニカナメは枝数が多く、葉も茂らせ、一本剪定するだけでも、すごく大変だ。
 木の本数を数えたら、ぜんぶで37本(初夏に書いたブログでは39本とあるがこれは間違い)で、残り28本を土曜日までに切りたい。


ベニカナメの垣根、ヒモで高さをそろえて剪定




 昨夜のわが老犬レオはかなり傍若無人(?)にふるまった。わたしは疲れて10時過ぎには布団に寝っ転がっていたが、レオは例のごとく、部屋を歩き回る。11時前に外に出し、トイレをさせた後もいっこうに寝る気配はなく、こちらはエアコンにタイマーをセットし、完全に睡眠モードに入っても歩き回っている。
何回も顔の上を歩かれたのを憶えている。仰向けではなく、横向きになって顔を保護すると頭を踏み越えていった。
 あまりわたしが早く睡眠モードに入ったので、不満だったのかもしれないがこちらはレオをかまうだけの元気などまったくないので、顔を踏まれても起きなかった。ただ、眠っているというわけでもないが眠ったような気もする。
 1時ころと3時ころは完全に起きて、暑かったのでエアコンのタイマーをかけ直した。2時間で切るようにセットしている。
 次に起きたのは5時ころ。レオは起きて歩いていた。レオを外に出そうと玄関を開けるとまだ暗い。夏の日の明るい早朝とは違うことに季節の変化と寂しさを感じた。それでも家の前の道路を歩いているうちに空は明るくなってきた。上空に見える月が気分をいっそう滅入らせた。新月から満月までの月は好きだが、満月の後の月はなぜか好きになれない。
 少し前だが、早朝起きた時、暗い空に三日月くらいの大きさの月が落っこちそうな不安定な姿で浮かんでいるのを見て、なぜかわからないが不安とか不吉とかいうイメージを持った。このことが欠けていく月を嫌に思う気持ちに繋がっているのだと思う。
 ただ、ひと月の半分の月を毛嫌いしていたのでは、夜、外に出るのも気分的に良くなく、気持ちを切り替えようと思っている。

朝焼けの空

早朝の道路を歩くレオ(ピンボケで失礼)

 お昼前に眠りについたレオはそのままずっと寝ていて、夕闇が迫ってくる時間になっても起きない。日が落ちるのも早くなり、昼間は暑くて日差しが強くても、もう秋だなと思った。庭で蝉が逝く夏を惜しむように鳴いている。
 レオが起きたのはすっかり暗くなってから。散歩は軽い歯ぎしりをしながらもけっこう歩いた。帰ってきてからも歯ぎしりをしているが、水は飲んだし、夕ごはんも食べた。部屋を歩き回るのはいつもと同じ。
 今夜はどんな夜になるのだろう。昨夜よりレオをかまう元気はあるみたい。