昨夜はなかなかトイレをしてくれなかった、老犬レオだが４度目の正直（？）で、夜の１０時半ころの４回目の散歩でようやく用を足した。６時から１０時半までで４回、外に出したのである。
最後の散歩は５０mくらい歩き、いつも行く用水路にかかる橋の上で、親子共々、休憩した。レオは橋の上にねそべり、わたしは欄干のたもとに腰かけた。下弦の月が少しずつ上空に上がっていくのを見ていた。姿が見えないコオロギが合唱している。
コオロギの声にいやされた。レオの耳にはどう聴こえるのだろう。
風はあるが蒸し暑いのでレオはぐったりした様子だし、こちらはこちらで夕食の用意をし、レオに食べさせ、自分も食べ、その間を縫って、レオを外に出し、せわしい数時間だったので、やっと落ち着けて放心状態。
こうして外では休んでいるレオだが家に帰るとまた、歩き回りはじめた。ガラス障子にぶつかる音が気になる。バタン、ドタドタ。ガラスが割れたらどうしようと思うくらいの音だ。だがいつのまにかどこかで眠ったみたいで静かになり、こちらも眠った。
朝起きて見ると、意外とわたしが眠っている近くに寝ていた。かわいい。わたしのそばがいいのかな。
昨夜は調子がよくないみたいだから、今朝はなかなか起きないかも・・・と思ったが、わりと早く起きたので外に出した。玄関前で休んでいるみたいなので、箒でその辺りを掃除しながらレオの様子を観る。駐車場の掃除をしはじめたら、レオ的には急ぎ足でこちらに歩いてくる。トイレだ。階段にたどり着く前にレオをつかまえようと思ったが、間に合わず、階段を転げ降りる。
朝の散歩は家の前の道路で用を足しただけで、すぐ駐車場に横になったので、抱いて家に入った。
お昼ごろまで起きていたレオはわたしがパソコンに向かいっぱなしなので、つまらないのか、そばにきて、あまがみをして甘えた。口のなかにわたしの手をやさしくくわえる。でもその後、前歯で手の皮を軽く引っ張った。痛い！つねったような痛み。２回も。なんか不満がありそう。
午後は暑かったのか玄関のたたき（タイルの上）でぐっすり眠ってしまった。４時過ぎに雨が降り出して涼しくなったので、抱き上げてカーペットの上に寝かせた。そのまま７時ころまで眠っている。
レオが眠っている間、高齢犬の介護について書いている、いくつかのブログを見て、老犬に効きそうなサプリメントをふたつほど見つけた。最近、昼でも夜でも前より泣くことが多くなったので、この状態を少しでも改善するようなものはないかと思っていたのである。
ひとつは「メイペットDC」というDHAやEPAが主成分のもの。もうひとつは「プロアントゾン」といって、強力な抗酸化作用のある薬効成分が入っているもの。
前者は老犬の認知症症状に働きかけるようだが、合わないと下痢をおこすことがあるみたい。後者は抗酸化作用をうたい文句にしたサプリメントがいろいろあるので、どれがいいのかわからない。
遅めの夕方の散歩から帰ってきたレオは、歯ぎしりをしながらずっと歩き回っている。冷蔵庫の後ろの狭いすきまに頭をつっこみ、悲しそうな声で泣いたり、壁にぶつかって倒れたり。ただ、水を飲み、食餌はほぼ食べた。
レオが泣くのは、歯ぎしりが止まらなくて辛いからか。狭い隙間に入り込んだ時は助けを求めて泣くのだろう。
これは３日前の写真。
古いソファの上に抱き上げたら、そのまま眠った。
昼間も夜も寝る場所は日替わりで変わる
