水浴

 沖縄本島近くを大型台風が通過したが、こちらはあいかわずの残暑が続く。肥料と腐葉土、毎日のたっぷりの水やりをかかさない朝顔は、この暑さの中、元気に次から次へと花を咲かせてくれる。朝起きたら、まず老犬レオの寝顔、次に朝顔の咲きっぷりを見るのが日課になった。正確に言うと、めだかの餌やりが間に入る。
 朝顔は早起きで日の出とともに花が開くが、わが老犬のほうは日替わりで起きる時間が異なる。今日は早いほうで7時過ぎに起きた。起きてすぐトイレに行きたいだろうと、抱いて玄関から外に出すとしばらくうずくまっていたが、わたしが目を離したすきに、ひとりで通路を歩き、2段の階段を下り、駐車場まで行った。
 まだ玄関近くにいるものと思っていたわたしは、急いでレオを追いかけた。ほっておくとひとりで道路に出て、歩き回るから。朝は駐車場でひと休みしているところを見つけ、リードをつけた。
 朝の散歩後、朝ごはんを食べしばらくするとレオは尿意をもよおしたようで、外に行きたがった。朝と同じようにまずレオを玄関から出し、わたしはパソコンで何か見ていたのでその続きを切りのいいところまで見ていた。おっと。レオを外に出したっけ、と玄関に出るとレオの姿はなく、お昼近くのかんかん照りの中を道路の方に歩いて行ったようだった。急いでわたしも道路に出ると、お隣の家の駐車場で引っくり返っているレオが!
 体にはどこから持ってきたのか、枯れかけたハーブを根こそぎ引き抜いてきたものがくっつき、コンテナの横にあおむけになっていた。だが最近はよくあることで、コンテナを踏み越えようとして、足元をとられ、ころんだみたいで、抱き起こすとまた歩こうとした。わたしはお隣の駐車場でレオがおしっこをしたので、その後始末(バケツの水を流し、ついでに落ち葉を掃きとった)。その間、レオは炎天下にいたので、すぐ木陰のある庭へ。  
 だがはあはあ息が荒いので、庭にあるシンクに水をため、即席の水浴をさせた。シンクにレオを抱いて入れ、ホースの水をお腹あたりにかけると気もちよさそうにじっとしている。ついでに下半身を水洗い。これもおとなしくさせた。
 水がお腹につくように、レオはふせ状態になったので、そのままにして5分ほどで抱き上げた。
 水がしたたる老犬をバスタオルで拭いて、玄関を上がったところに寝かせるとぐったりという感じ。少したって、自分で起き上がり、居間にきてまたごろんとなり、そのまま夕方まで眠っている。


今朝は青色と、ピンクの絞りの2種類が咲いた
つるは支柱の上まで伸び、下からは子つるや孫つる、ひ孫つるが伸びている


ピンクの絞りはひとつひとつ模様が違い、おもしろい



水につかるレオ

めやにの付いた顔で失礼します


夜の散歩はお月さまがきれいで、風もあってここちよく、レオはいつもより歩いた。といっても200mくらい。最近は散歩というよりトイレのために外に出ていたが、今夜はひさしぶりに短いけれど散歩をした。レオは家に帰ってきて、ちょっと疲れた様子。このままぐっすり眠ってくれればいいが、散歩を多めにした日は興奮状態が続いて歩き回ることがよくあったので、少し心配だ。