例大祭

 昨日は近所の八幡神社のお祭り2日目。近所の知り合いの女性がマジックを舞台で披露すると言うので、観に行く予定だった。
 ただ、朝から雨は降ったりやんだりで、夜の7時から舞台が始めるとき、どのような状態なのかわからなかった。また、老犬レオが舞台の時間に間に合うように起きて散歩をし、食事をするかもわからず、行ければ行こうくらいの気持ちだった。
 だがタイミングよく、5時半くらいにレオは起き、散歩をゆっくりとしていたら、斜めお向かいのご主人に、お祭りの会場に行こうと誘われた。梅を収穫してくれたメンバーがそろっていて、いっしょにマジックを観ようということだった。
 レオの夕ご飯を食べさせ、会場に急いだ。知り合いの女性のマジックはとても楽しませてくれた。いちばん印象に残ったのは、ある演歌歌手の舞台で、隅田川が流れる下町の芸者が出てくるような歌を情趣たっぷりに歌った。いまの時代、こういう世界はあるのだろうか。あるかないかは別として、歌の世界として聴かせてくれた。
 わたしは下町に住んだことはないが、なぜか下町コンプレックスというか、下町の世界に気が魅かれる。実在するかしないかの問題ではない。
 祭りの会場にほぼ最後までいた。こんなことはいままでではじめて。最後は誘ってくれた仲間も帰り、ひとりだったが、老犬レオと仲が悪かった犬の飼い主さんが声をかけてくれた。お元気ですか?なんとか・・・・。なんとかですか。こんなことばをかわした。仲が悪かった犬は3年前に死んだ。犬同士が仲が悪かったため、飼い主同士もぶつかりあうことがあったが、この会話で和解(?)した。
 家に帰り、レオを外に出し、トイレをさせた後、斜めお向かいの家にお邪魔し、深夜近くまで飲んだり食べたり話したり。あまりお酒は強くないので、こういう酒宴はたまでいいが、楽しかった。