季節に追いかけられる気分

 昨夜は日が代わってすぐと、早朝に2回、レオが起きて、わたしもつきあって起きた。歯ぎしりをともなう発作ではなく、くるくると歩き回り、疲れると眠った。夜中過ぎ、起きた時はわたしが抱いて寝かしつけた。
 起きてから眠れず、早めに起床。レオは寝ているので、ベニカナメモチの剪定の続きをした。ついでに何本植えてあるのか数えた。39本も植えてあった!こりゃ、少しずつやるしかないな。上を向くと、めまいがしそうなので、脚立に上り、なるべく上から目線で剪定した。ベニカナメモチはどこで切ってもほぼ大丈夫。切った枝の下から芽が出るから。太い枝でも幹でも。かなり大胆な剪定もできるが、樹高は伸びた分を切るくらいにした。1時間と少しで、5本切った。昨日の分と合わせて、39本分の7本終えた。あまり繁っていないので、それほど大変ではなかったが、ふわふわ感が起こり、これ以上続けるとめまいが起こりそうだった。
 レオが気になり、寝ている部屋に行くと案の定、起きていた。起きたばかりでぼーっとしている。外に行く準備をした。ペットボトルにレオに飲ませる水を入れたり、リードを用意したり。ゆっくりと動き出したレオに手を貸しながら、外に出した。
 いつものようにあまり歩かなかったが、家の中に入りたがらないので、午前中はかなり長い間、外にいた。家の前の道路や駐車場、庭などに。わたしはレオが庭を歩いている間、花壇の手入れをした。ヒヤシンスやチューリップの球根を掘り起こし、20〜30センチほど伸びたミソハギを短く切り戻した。花壇のいたるところから芽を出した宿根草の’エノテラ’(モモイロヒルザキツキミソウ)を引っこ抜いた。薄いピンクの色を咲かせるこの花は河川敷の花壇から数株もらって植えたものだが、びっくりするほど繁殖力が強く、花壇の全体に広がってしまった。抜かなければ他の宿根草が消えてしまう。
 花が終わり、タネができたワスレナグサも抜いた。こぼれタネから芽がたくさん出ることを期待して、抜いた株からタネをふりまいた。
 さすがに午後はレオはほとんど寝ていた。今日は朝夕ともごはんを食べてくれてよかった。何日ぶりだろう。
 口をぱくぱくさせ、歯ぎしりする発作は2回くらいあったが、失禁することはなかった。これもよかった。
 天気は不安定で、一日中曇り空だったが、夜から雷がなり、雨が降り、すぐ止んだ。雨が降り、気温が高くなると、草木はどんどん成長する。ベニカナメモチは一階の屋根に届くくらい伸びたし、スモモの木もびっくりするほど葉が茂ってきた。実もかなりたくさんできて、緑色の実が葉の影にぎっしり成っていた。
 季節に追われる気分になった一日でした。


繁ったベニカナメモチ


剪定後のベニカナメモチ


トサミズキの根元に咲くミヤコワスレ