花壇のポートフォリオ

 ポートフォリオということばをネット検索したら、もとは紙ばさみを意味し、金融資産の構成や、個人の作品集をあらわすとある。
 9年ほど前に作った花壇は、父がわが家の庭のいわば専制君主だったとき、花壇だけがわたしが自由に使っていい場所だったので、自分の作品として考え、あえてポートフォリオのことばを使わせてもらった。
 花壇を作った時から、現在までそこに植えられた植物はかなりの種類に及ぶが、これをぜんぶ網羅することは今はできないので2012年秋の花壇に植えられていたものをここに記す。庭は、花壇は生き物で、一瞬たりとも同じ姿ではいない。その移ろうもののごく一部を記録にとどめておきたい。いつまであるかわからない庭であり、花壇だから。

「2012年花壇のポートフォリオ
10年後にこれを読んだ時、こんなに植えていたのか。よく手入れしていたなあと思うだろう。

●花壇の広さ・・・・3メートル45センチ×2メートル83センチ

●この花壇の中に植えてある木・・・・棕櫚の木(2階の屋根までの高さ)1本、椿(2階の軒下までの高さ)1本、マサキ1本、イングリッシュローズ”シャルロット”、現代バラ”スヴニール・ド・アンネ・フランク”、ブルーベリー、山アジサイ”紅”

宿根草・・・・サルビア(品種名わからず、青紫色の花、葉っぱがセージの香り)、ミソハギエキナセア、カラミンサ、エノテラ(ヒルザキツキミソウ)、イベリス、ユウゼンギク、クリスマスローズ、レモンタイム、バーベナ(マゼンタ色の花)

●グラウンドカバープランツ・・・・ラミューム(グレーがかった葉、黄色い花)、リュウノヒゲ、リシマキア・ヌンムリア(はう性格、明るいグリーンの葉)、イワミツバ(斑入りの葉、レースフラワーに似た白い花)、タツナミソウ(ピンク色の花)、ブルンネラ(ハート形のグレーがかった葉、ワスレナグサに似た青い小花が咲く)

一年草(秋に植えかえ、冬を越し、春を迎える花)・・・ビオラ、スイートアリッサム、ストック、ノースポール、シロタエギク(宿根草だと思うがこの花壇では一年草扱い)、チドリソウ(昨年9月に種をまき、あるていど成長した苗を植えた)、ネモフィラ(これも昨年9月に種をまいたもの)、ワスレナグサ(昨年のこぼれ種から成長したもの)

●球根(植えっぱなしのもの)・・・・オキザリス(ピンクの花、黄色の花の2種、どちらも花つきが悪くなった、8年くらい植えっぱなし)、スイセンタヒチ”(八重の花)、スイセン”テタテイト”(ミニスイセン)、テッポウユリ(3年くらい植えっぱなし)、ムスカリ(2〜3種)、クロッカス(3〜4種)、ダリア”テンダーピンク”、ハナニラ(黄花)
●球根(昨年秋植えたもの)・・・・・ヒヤシンス13球、チューリップ15球ていど、長太郎ユリ2球、スノードロップ4球、スイセンタヒチ”2球、スイセンをもう1種、3球(品種名は忘れた)、アイリス(4球、黄色、白、紫)

 この花壇の明細は昨年秋、ノートに書き留めたものをブログに記載した(2週間くらい前に半分くらい書き、めまいがしたので中断、今日続きを書いた)。
 庭に降り積もった雪はおおかた溶けたが、この花壇はまだ半分くらい雪におおわれている。雪の溶け方を見ると花壇が庭の中でいちばん寒いところのようだ。
 木を植えていないし(端の方には植えてあるが)、建物からも離れているから、雪が積もりやすく、日差しはあたるが地表の温度が上がりにくい。
 冬の間、ばりばりに凍っているのがこの花壇だが、それでも春が来るとほとんどの植物はびっくりするほど元気になる。
 今年も期待したい。
 
 昨夜、老犬レオは2時過ぎに起き、5時ころまで起きていた。その間に、大小の用をたした。というより、興奮状態になり、歩き回り、おしっこ、うんちをもらした感じか。ときどき、悲しそうな声でなきながら、歩き回っていた。
 わたしは眠ることができず、テレビを見ながら、ときどき様子を見に行ったり、そううの後始末をした。
 レオとわたしが眠ったのは5時ころで、10時まで眠っていた。レオはお昼ごろまで眠っていた。
 今日はタイミングが悪く、おしっこはすべて家の中でした。気がつくとしていた!という感じだ。
 食欲はあるし、水も飲むが夜になってから興奮状態になり、ときどき泣きながら、歩き回り、前足で壁やふすま、障子などをひっかく。障子は2か所、穴があいた。薬を飲ませることも考えているが、12時半ごろ飲ませたので、最低12時間はおいて深夜くらいにならないと飲ませられない。
 歯ぎしりも最近、よくするようになり、起きたばかりのお昼ごろと、今も歯ぎしりをしている。歯ぎしりをしながらときどき泣くので、やはり苦痛というか不快なのだろう。あごをゆっくりなで続けるとおさまることがあるので、そうしてあげよう。