悲しいことと、うれしいこと

 今日は悲しいこととうれしいことがあった。悲しいことは午前中、買い物に行った先で久しぶりに会った犬ともだちから聞いたこと。柴犬のト○ちゃんが死んだ。6歳の若さで。犬友だちは飼い主ではないが、ト○ちゃんがほとんど家族にかまってもらえないのを可哀想に思って、毎日、近くの河川敷に散歩に連れて行った。彼女は数年前から自分の犬を飼っていて、いっしょに行っていたが、最初はト○ちゃんの散歩だけに時間を使っていた。若くして死んだ新撰組土方歳三にちなんで名前を付けたようだが、柴犬のト○ちゃんも同じように若くして逝くことはなかったのに。河川敷に散歩に来る柴犬はぽっちゃり系が多いが、ト○ちゃんはスリムできりっとした風貌(?)。わたし好みのオールドファッションな柴犬だった。玄関先につながれたままの生活を犬友だちが見かねて散歩に連れて行ったので、まだしもよかったとは思う。数年前から目を患い、両目を失明していたが、去年の秋ごろ会った時は元気そうでリードを引っ張り気味に歩いていた。
 雨に濡れた花壇は、ト○ちゃんを悼んでいるように見えた、不思議なものでこちらの心が前向きな時は花壇の花もいきいきと輝いて見え、心が沈むと花たちも悲しんでいるように見える。
 うれしかったことは浜松の友人から、届いた宅急便。裏山で採れたタケノコと、畑で採れた甘夏を送ってくれた。甘夏はさっそく、2個使ってママレードを作った。甘酸っぱいいい香りが台所にたちこめた。タケノコは皮をむいて、米ぬかを入れたお湯でゆがいた。水から入れて1時間くらいかな。今日からタケノコづくしで行くつもり。父母がいたときは、煮付けやタケノコごはんなどが多かったが、今年は、カレーやスパゲッティにもタケノコを使ってみたい、タケノコの刺身もいいな。