花に背中を押され、庭仕事

 花壇の花も満開だし、昨年末、駐車場を作った時に植えた5株のクルメツツジもピンク色のつぼみをふくらませてきた。業者にどんな色がいいかと聞かれたので、ピンク色と答えたが、クルメツツジのピンクはもっと派手かと思っていた。つぼみを見て、かわいい色だなと思った。このツツジの向かい側にはベニカナメモチの垣根があるが駐車場工事の時、土を掘り起こしたので伸ばしていた根を切ったり、植え替えたベニカナメのうち4本が葉が全部枯れるほど傷んだ。その中の2本は植え替えが済んだが、2本は元気なベニカナメが真っ赤な新芽を伸ばしているのに、枯れた葉をつけている状態なので、今日こそ植え替えようと思った。植え替え用のベニカナメは1本だけ買ってある。
 道路に面した方の木をノコギリで切っていると、お互い犬を飼っていることでときどき話す知人の女性が話しかけてきた。わたしが木を抜いて植え替えるつもりであることを伝えると、「こんな立派な木、根元を支柱でしっかり固定して、枝を切り詰めればきっと芽が出るわよ」と言った。わたしもいつか芽が出ると待っていたが出入りの植木屋さんに、もう枯れていると言われ、見た目もそのように見えたので植えかえることにしたのだ。どうしようかと迷ったが、当初の予定通り、道路に面したベニカナメは、抜いて新しい株に植えかえることにした。もう一本の方は枯れた葉を取り除き、枝を短く切り詰めて、根元がぐらつかないように支柱を立てることにした。ベニカナメを抜くと、太い根だけでなく、細い根がたくさん付いていて、これなら植えておいても新しい芽が出てきたかもしれないと思った。
 他にベニカナメの足元に白花の博多サツキを2本植えた。短く切り詰めて1本残したベニカナメは6月いっぱい待ってみよう。もし、芽生えたら元気をもらえそう。

 老犬レオの夕方の散歩はいつもの通り、用水路沿いを歩いたが今日はサクラ並木とは反対側(下流方向)に行った。レオに水を飲ませていると、近所の商店の人が飼っているワンコが来た。この子は福島で大震災後に保護された犬で、まだ1歳になるかならないかなので、震災後に生まれたかもしれないとのことだ。こちらにもらわれてきた当座は、人にも犬にも警戒心が強く、ぶるぶる震えていることもあったが今はだいぶ慣れてきた。レオのお尻の方からなら匂いをかげるが、顔のほうには近づいてこない、シャイなところがある。そこに、1歳2カ月のとても元気な柴犬の女の子が来て、レオと遊ぼうと盛んにモーションをかける。レオは孫ぐらいの年の若い柴犬がうざいのか、とびかかっていくが向こうはフットワークがよく、左右にすばやく動いてレオは振り回されるばかり(笑い)。でも刺激になってよかった。


植え替えが終わったベニカナメモチの垣根、背の低いのが今回植えたサツキ、ジンチョウゲユキヤナギも植えてある


ヒメリンゴの花もそろそろ咲きそう