ツツジとサツキ

 わが家の庭には、ツツジとサツキがかなりたくさん植えられているがつい、最近までこのふたつを区別して見ていなかった。見かけが似ているので、区別がつかないといってもいいだろう。
 だが分けて見るようになったのは、花が咲く時期が違うからだ。ツツジのほうが早く、サツキは花期がおそい。たくさん植えてあるオオムラサキツツジだが、とっくに花は終わり、花後の剪定もすんだ。クルメツツジオオムラサキより早く咲き、もちろん花後の剪定もすんでいる。
 サツキは今の時期、そろそろ花が終わりかけているのもあれば、咲き始めたのもある。わが家のサツキはツツジより花つきが悪く、全く花が咲かないサツキもある。花が咲かない常緑の木として植えてあるサツキが10本以上ある。
 樹高が高めのオオムラサキを5本並べて植えた、その前面に樹高の低いツツジを密植して、大刈り込み風に仕立てたところがある。昨年まではツツジだけと思っていたが、花が咲く時期が異なる木が何本かある。これはどうもサツキだったようだ。昨年までは、この大刈り込みをツツジの花後にすぐ剪定していたので、花が咲き始めたサツキもいっしょに剪定していた。花つきが悪いのでそれほど気にならなかった。
 だが今年はサツキがいつもより花をたくさん咲かせたので、サツキに合わせて剪定することにした。大刈り込みのツツジはだいぶ前に花が終わっているが、サツキの花が終わった後にいっしょに剪定するつもり。
 いつもは5月下旬に剪定しているが、この剪定時期のずれはツツジにとってどうだろう。園芸書にはツツジの花芽は夏に枝先に分化する、とある。6月初旬〜中旬にに剪定すれば、その後、伸びた枝に夏に花芽が出来るので大丈夫だと思う。

 老犬レオは今日も午後は庭で昼寝をした。1時間半ぐらい。気持ちよさそうに寝ているが、地面に接していて体が冷えないかと思い、抱き上げて家の中に入れた。そのまま自分のベッドの上で夕方まで寝ていた。犬に対して、地面に寝ると体が冷えると心配するのは、過保護といえるかも。ただ、老犬なので気になった。
 レオに関してショックなことが起こった。夕方の散歩後、レオに夕ごはんをやり、その後、わたしが夕食を食べたが、そのテーブルの近くにレオが落し物をしたのだ。最初、気がつかずに、ふと見たらうんちがカーペットの上に!急に食欲が失せた感じ。すぐ後始末をしたが、後で見ると廊下にもレオの落し物があった。食事の後、もよおすはわかる気もするが、外に行きたいとアピールしてほしかった。いや、いつものように玄関の下に降りて外に行きたいアピールをしたがわたしが気付かなかったのかもしれない。
 年取って我慢ができなくなってきた、レオ。若い頃は辛抱強かったのに!でも老いたレオにそれを求めるのは酷なこと。
 最近はレオが外に行きたいアピールをして、すぐに行けないときはとりあえず玄関の外に出してリードでつないでおく。数分そこで待ってもらって外に行くのだ。我慢ができなかったら、玄関先でやってもいいと思って。
 ただ、わたしが食事がすむまで、玄関先につなぐのもかわいそうだし。いろいろ悩むことが多くなってきた。


今が満開のサツキ。この一重の赤い花と八重の赤い花、ピンクの濃淡3〜4種、白の一重のサツキがある。


植木鉢に囲まれて眠るレオ


「レオと朝顔の鉢」と題したスケッチ