愛犬レオと庭で過ごす

 今日も真夜中(たぶん2時ごろ)に柴犬レオに起こされ、部屋の中を歩き回ったり、一か所をくるくる回るのを見守った。少し落ち着いたころ、トイレのために外に出してあげた。その後はいつものように部屋を歩いていたがしばらくして眠りについた。こんなことがあったので、朝の散歩とは別にお昼過ぎ、外に出してトイレをさせ、すぐに家の中に入らないで、庭でゆっくりレオと過ごした。日差しもあたたかいし、レオもごきげんでおぼつかない足取りながらいつもよりいきいきしているように見えた。わたしは腐葉土を作るためゴミ袋に詰めた枯葉を棒で引っくり返したり、庭の掃除をした。庭の掃除に夢中になっていたら、レオの姿が見えない。前からある駐車場のほうを見ると、車を出したため、入口が全開になっている。急いで道路に出ると、家から離れていくレオが目に入った。追いかけていっしょに帰った。こんなとき、抱き上げられるのはレオは大嫌いだ。自分で歩ける!と主張する。雨の日が続き、外に行ってもすぐ帰ってくることが多かったので、少しでも変化のある一日を、と思ってレオと庭で過ごしたが、はたして今夜は眠ってくれるだろうか。
 その後、まだ日差しがあたたかい中を、近くのお寺にお彼岸のお参りに行った。行き帰りの道を、やっと咲き始めた、梅の花や椿の花をながめながら歩いた。朝の散歩では、父がお寺にお墓を造るとき相談した人の家族とたまたま会い、いろいろ話した。その人は今、家を離れ、ある施設に入っているそうだ。父より二歳若いといっても90歳。母が亡くなり、よくお墓参りに行くようになってから、お寺で頻繁に会い、ことばをかわしたことを思い出した。たくさんの時間が過ぎたことをしみじみ思った。



モモの木の下で咲くクロッカス、青紫色の花だけが年ごとに増える


秋植え球根をたくさん植えた花壇、ムスカリスイセン、ヒヤシンス、チューリップ・・・・・みんな元気な芽を出した


梅の花がきれい。散歩中の老婦人に写真を撮らせて、と言われ、うれしくなった


庭を歩くレオ、ときどき隅に顔をつっこみ出られなくなることも