春めいた2月最後の日


 2月も今日で終わり。まだまだ寒い日もあるが、やはり、冬が遠くなるような気持ちがある。
 こちらは最高気温が15℃と春のような陽気で、コートなしで外に行けた。あたたかい日差しの中、老犬レオを外に連れ出し、少し歩かせようと思ったが、あまり調子が良くないようだ。駐車場のブロックに身体をもたらせて、そのままま動かない。二度ほど抱いて外まで行ったが、しかたなく短い時間で家に戻った。 食事は2食ともまあまあ食べた。朝は牛肉のポトフに、煮こんだ野菜、昨日作ったハンバーグ。夕食は豚肉と豚レバーを焼いたもの、煮こんだ野菜、アボガド。どちらもクロワッサンを食べた。サプリメントDHAやEPH入りのカプセル、ミドリムシの粉末、カルシウムなど骨と関節のための錠剤。 
 
 あたたかい日が続いたせいか、白梅は満開に近く、陽光をあびて花が大きく開き、今が盛りの美しさ。この機会を逃したら、もう白梅の絵を描くチャンスはない、と思い、スケッチブックと昨日買ったペンを持って、白梅の前でスケッチした。
 見れば見るほどきれいだが、それを画用紙に描きとめるのは難しい、枝が混みあい、たくさんの花が咲き競い、どこをどう切り取って絵にするか。それがいちばん難しかった。このまま描き続けると、梅だけでスケッチブックがなくなりそうな感じがしたので、ひとまず中止した。
 どういうふうに描きたいのかをはっきりさせてから、描いた方がいいかもしれない。何枚描いても同じような絵になってしまう。
 スケッチブックを離れて、白梅を見ると、光をあびてますますきれいだ。花を愛でることを優先させよう。楽しむことが先。
 絵を描くという呪縛(?)から解放されると、庭のあちこちの木々の変化が見えてきた。
 コデマリは小さな新芽を出しているし、ユキヤナギは今にも咲きそうだ。何よりも驚いたのは、古木の梅の木の花がほころび始めたこと。今まで樹高が低く見やすい場所の梅の木しか見ていなかった。仰ぎ見ると淡いピンクがかった花がちらほら。この梅はミウメ、たくさんの実がなる。梅の古木より少し背が低い、日の当たる場所の乙女椿もいくつもの花が咲いていた。
 ここ数日暖かったので、庭の風景が春へと一段ほどギアチェンジしたようだ。

今日の白梅は最高にきれいだった

つぼみがぎっしり、これから開花する梅

ほころびかけたつぼみ

数輪咲いている



ミニスイセンもつぼみがいっぱい
黄色に色づいてきた






沈丁花のつぼみはふっくりと愛らしい
松任谷由実の「春よ、来い」ではこのつぼみを
涙に喩えていた
「溢るる涙の蕾から ひとつ ひとつ香り始める」