朝の散歩は河原へ

柴犬レオと近くの河原へ朝の散歩に言った。
雲ひとつない空に富士山がくっきりと眺められた。
冬の間は富士山の眺望を楽しめる日が多い。
土手に植えられた桜の木も紅葉して朝日に輝いている。
レオは昨夜、興奮状態になり、疲れて早めに床についたわたしの周りをかなり長い時間、歩き回った。
わたしの髪の毛を踏みつけたり、自分用の水を入れた器の中に足を入れて
ひっくり返したりした。
こんなことがあったので、朝の調子が心配だったが、河原まではなんとか歩けた。
ただ、河原に降りると、右へ右へと回り始め、散歩ができない状態に。
しかたなく、抱き上げて土手の階段を上り降りして、住宅街に戻るとこんどは普通に歩き始めた。
なんのこっちゃ?
まるで河原を歩きたくなかったようだが、そんなことはないのだ。
散歩の始めはくるくる回ってぜんぜん進めないときも、半ばから普通に歩けるようになったり、
なにかのタイミングでガラっとレオの調子が変わるのである。
こっちはいつも振り回されることになるが、年をとったからしかたがないと思うようにしている。

河原をあまり歩けなかったが、
きれいな富士山を見られたのは収穫だった。