30年前のコートを着たくなって

こちらが前のボタン

新しいボタン

12月に入ってつめたい雨の日が続く。といってもまだ2日だが。
雨の中、電車に乗って中目黒駅で降り、’アンド ストライプ’というボタン専門店に行った。
コートにつけるボタンがほしいと思い、ネットで検索したらヒットしたお店だ。
洋裁が得意な母の妹が、母のために作ったコートが押し入れの中の洋服箱から出てきた。
30年以上前のコートだ。着古しているが着てみたくなった。
が、5つあるボタンのうち、ひとつが取れたままで、どこを探してもなかった。
じゃあ、新しいボタンを探して、ぜんぶ付け替えようと思い立ったのである。
このコートは昨年、見つけて、ずっと、いつかボタンを替えようと思っていたがやっと、機が熟した(?)。
’アンド ストライプ’は目黒川沿いのお店で、駅から紅葉した葉が八分くらい落葉した桜並木のある通りを歩いて行った。
地図を頭に入れて歩いたが駅を背にして川の右岸か左岸か、
肝心なところが抜け落ちていて迷ってしまった。
お店の中にはベーシックなデザインから、きらびやかなデザイン、水牛の角や皮、木で作ったものなど素材も多彩で
目移りして選ぶのに時間がかかった。
結局、色はマットな黒で、桜の花の模様がある厚みのあるボタンを選んだ。
5個で3000円あまり。これで30年前のコートがよみがえるなら・・・・・と思った。