雨のなか武蔵小杉の短歌会に行く

 最高気温が10℃を割り、2月の寒さという天気予報に内心どうしたものかと思いつつ、歌会にでかけた。
 冷たい雨が降り容赦なく足元を濡らす。遅刻しそうになり、雨に濡れながら駅までの道を急いだ。
 こんな思いをして参加した歌会だが今までのこの歌会の中でいちばんの収穫があった。歌の詠み方の技術的なことを教えていただいたことも収穫のひとつだがそれ以上に歌を詠む発想、感覚的なものを先生に認められたことが大きい。
 わたしが追っている獲物は間違っていないという手ごたえを得ることができた。あとは表現力と技術力と語彙を豊富にするなど磨きをかけていけばいい。
 今日の歌会のため前もって送らせていただいた歌は「水」ということばを詠み込んだもの。あるところに投稿したいと思い、少し前から何度も推敲を重ねていた歌だ。
 この歌をブログで紹介することは今は控えたいがいつか記すことができれば・・・・・・。

 いつものように今日詠った歌をいくつか

 桜雲のたなびくごとし菜の花の光のごとし多摩川の河原は
 そのままのかたちで散る桜花地の上ふたたび咲くさまなり
 十年(ととせ)経ていちばんきれいに咲いてをり父が植ゑし赤き椿は


 帰り来れば待つ犬おらずいくたびも名前を呼びて姿をさがす