わが老犬レオについて


このブログは老いていく柴犬レオとの生活を中心に綴るつもりだったが、あまりレオの出番がなかった。今年の夏の暑さのせいか食欲が落ち、つい最近まで食が細くなっていたので、10.6キログラムほどあった体重が9.6まで落ちた。このまま食べる量が少なくなり、さらに体重が減ったらどうしようと悩んでいたのである。レオの食欲と体重に関してはここ3〜4カ月、ずっと、いつも心のどこかにひっかかっていて、ときにはストレスを感じるほどだった。だが今日、体重を測ったら、9.9キログラムに増えていて、少しだがほっとした。朝夕の食事の食べっぷりも勢いが出てきた。
食欲は出てきたが日常の態度はあいかわらずで、部屋の隅や、壁と家具の間など、狭い所に頭をつっこんで出られなくなったり、わたしの姿が見えないと悲しそうな声でないたりする。認知の傾向があるのかもしれない。散歩中はまっすぐ歩かず、数歩進んだと思うと右へまわるし、頭を下げていることが多い。今日は散歩が終わった後、お昼過ぎまで部屋から部屋へウロウロ歩き、ときには壁に向かってボーと立っていた。午後からは落ち着いて眠ってくれたので、わたしは読書を楽しんだ。
『弱い日本の強い円』(日本経済新聞社 日経プレミアシリーズ)というJPモルガン・チェース銀行に席を置く佐々木融氏の著書だ。わかりやすく為替相場について書かれてあり、目からうろこが取れたような発見があった。わたしがあまりにも何も知らなかったためかもしれないが。別の機会に、もっとこの本について書ければと思っています。