雲の多い空の下、武蔵小杉の歌会へ

 青空はのぞいているが雲が多い。陽ざしが出たり、曇ったり、こんな天気だ。風が強めでしかも冷たい。

 午後から武蔵小杉で歌会がひらかれる。メンバーは7名の歌会だが、そのうち1名は休むと伝えてきた。もう一名はおくれるが出席するとのことだ。さらに1名はよく休んで、3~4回に一回くらいしか出席しないので今日もわからない。

 遅れる人からは昨日電話があり、病院での検査があり、終わる時間が読めないので途中から参加することになるだろうと話した。

 早めに会場に行って、歌会の会場の鍵を受け取って開けた。わたし以外にもうひとり来ていた。少したってまたひとり来たが、いつもは二人で来るのに、いっしょに来る人が事情があっておくれるか休むかするとのこと。しばらくして、おくれてやってきた。

 3名だけの歌会かと思ったが、事情があった人が少し遅れて来たので4名の歌会をはじめた。

 わたしが司会を務め、歌会の進行を受け持った。短歌ひとつひとつをみんなで感想を言い合い、ここはこうしたほうがいいなど意見を言い合う。短歌に詠っていることから発展、脱線して多種多彩に話を楽しむ。

 半分くらい終わったころ、検査を終えた仲間がやってきた。病院では検査を受ける人が多くて、おそくなったとのことだ。

 歌会は前半と後半に分かれるが、後半は5名でおこなわれた。

 わたしが詠った歌を紹介したい。

 

ゆうらりと三日月の船で漂ひたしこよひ賢治の世界を旅せむ

 

セーターに枯葉一枚よりそひて部屋のなかまでこ一緒したり

 

母逝きしその年咲きゐし雪柳まぶしき白の忘れがたしも

 

 歌会のあとはわたしを入れた3名でいつもの店に入った。ひとりはミートソースのパスタを、わたしはカモミールティと苺のタルト、もう一人は珈琲と苺タルトを注文した。どんな話をしたかあまり覚えていないが、仲間の一人がわたしに言ったことばをおぼえている。今年最初の歌会のとき、わたしの眼が赤いのが気になった。調子が悪いのかなと思ったと。

 わたしは実は風邪気味だったと話した。軽い頭痛と喉の違和感があったが、それ以上は悪くならないで、しばらくその症状が続いたことを話した。

 家に帰って、そのことが違う方向から見えてきた。仲間が眼が赤かったというのはアイシャドウのことではないかと思う。少し前にアイシャドウの色を変えたのだが、塗り方によっては目の縁や目の周りが前より赤く見えるのだ。こう思うとなんかおかしくなってきた。