梅を干し始める

 昨夜は雨が降ったらしい。夢うつつの中に雨が降りはじめる音を聞いた記憶が残っている。朝の庭道がしっかりと濡れている、かなりの雨だったようだ。

 これは夜のことで、朝は陽ざしが強くさして今日一日晴れそうな感じである。

 思い立ったが吉日というから、今日から梅の天日干しをすることにした。

 ちょうどテレビでMJBのドジャースレッドソックスの試合が始まった頃、急いで梅を干す準備をした。

 物置から梅を干す大きな笊を持ってきて、駐車場の空いているスペースに脚立を横向きに置いた。家の中では新聞紙を敷いた上に笊を置き、塩漬けにした梅を笊に移した。梅酢がこぼれるので笊の下に新聞紙を敷いたのである。

 駐車場に持って行き、脚立の上で乾かそうとしたが、道路を車が通っていき、ここで干すと排気ガスがかかるかもと思った。

 ではと車のルーフの上にホームセンターでもらったビニールシートを置き、さらに新聞紙を敷いて笊をのせた。ここなら大丈夫。

 エアコンが効いた部屋に戻ったがすでに着ているTシャツが汗で濡れている。着替えてテレビでベースホールの試合を観戦した。

 レッドソックスは強豪チームである。ドジャースレッドソックスの試合はさすがと言いたくなる、面白い見ごたえのある試合だった。レッドソックスの選手でオールスターゲームに初出場し活躍した、27歳のJ.デュラン選手はこの日も快音を聞かせてくれた。

 点をお互いに取り合いながらの試合。同点となり逆転したかと思うとまた逆転され、延長11回の裏でドジャースが逆転した。魅力的な、目を離せない選手が多くて、見ていて素晴らしい試合だった。

 もちろん、大谷翔平選手がいちばんみたい選手だが、他にも数人いてこの楽しさは格別である。 

 試合を見ながら、お昼ごろ、一度干している梅をひっくり返した。梅の皮が笊にくっついて皮がむけてしまい、せっかくの大粒の梅が傷ついてしまった。だがこれはいつのものことなのでそれほど気にしない。

 午後はパソコンを開いて、ワードで今日詠んだ短歌を入力した。数日前からの短歌がキープメモにいくつかあるがこちらはまだ入力していない。

 国会図書館のウェブサイトにログインして、真鍋美恵子の全歌集をデジタル画像で読んだ。『土に低きもの』 という歌集を三分の二ほど読んだ。家にいながら読みたい歌集が好きな時に読めるのは最高である。

 猛暑日の日曜日は梅干しを干して汗をかいたり、テレビの試合に盛り上がったり、読みたい歌集にアクセスして読んだり、、、、充実していた。

 友だちから1週間ぶりくらいにラインがあり、しばらくやりとりした。テレビを見ながら、である。友だちはバイオリンの演奏を習い始めていて(もう一か月半ほど)、とても楽しいと言っている。今月末にはバイオリンを買うかもしれないと。わたしは梅干しを干し始めたことを話した。天気が心配と言うと、ウェザーニュースの一時間予報が当たると教えてくれた。地域もワンポイントで限定している。調べてみると今日は夕立やゲリラ豪雨はないようだ。

 

向日葵がふたつ咲いた

小型だがやはり向日葵の花である