コートを着て武蔵小杉の歌会へ

 今日も昨日に続き、気温が下がり、風が冷たい一日となった。

 午後から武蔵小杉で歌会が開かれるが、薄いセーターの上にコートを着てでかけた。

 歌会は気温が急に下がったこともあるのか、休む人が多い。ひとりは8月末頃コロナウィルスに感染してずっと休んでいた。今日は出席するつもりだったようだが、思いがけなく寒くなったので休むとのことだ。もうひとりは転倒してしまい、足首が腫れていたが、今度は腰までが痛くなり、休むことになった。あとひとりはわりとよく休む人である。

 三人休み、四人だけの歌会だが、わたしにとっては本音で語れる歌会となった。9月に夏休み明けの歌会がはじまってから、以前より本音で語ることが多くなった。今日はさらに輪をかけて本音で語ることができた。この歌会をいつ止めてもいいと思うようになり、あまり取り繕った話はできなくなった。ある意味吹っ切れた感じがある。

 自分の気持ちと歌会の人たちの言動の間でバランスをとりながら、ニュートラルなポジションを保ちたい。

 言いたいことをかなり言いながら、わたしに役立つところはみなさんの意見や見方を参考にして、充実した歌会になったような気がする。

 

写真には声は写らずこゑのないきみの写真をさびしみて見る

 

みどりごは母の膝の上(へ)やすらぎて泣き声のないカフェに戻れり