蒲田で開かれる歌会へ行く

 朝方は小雨が降っていた。日中は曇りで雨は降らなかった。長袖3枚で過ごせる

気温だが、寒がりのわたしは軽いコートを一枚はおって、午後からの歌会にでかけた。

 歌会に提出された短歌はぜんぶで17首、参加者は15名で先生がおひとり。1時半から4時ころまで2時間半ほど休憩時間はなく、歌会が行われた。

 前回の歌会で見学に来た方が今回から参加して、歌会の平均年齢が少し若返った。

 歌会の前に先生が言われた。この歌会でみなさんが詠う短歌には変化がありますが、いつも同じような短歌を詠っている歌会もありますと。

 「変化」ということばを良くなっている、という意味にわたしは理解した。

 この歌会にいちばん古くから参加している人が、昔はあまりみんなしゃべらなかったが今は活発に意見を述べるようになったと話した。この方は20年以上前からこの歌会に参加され、一時休んでいたが再開したとのことだ。

 わたしがこの歌会に出した歌は

段ボールに土のかをりの竹の子が身をよせあひてわが家へ届く

 

 歌会の後、もう一つの歌会の仲間と駅前の喫茶店に入った。珈琲と抹茶のロールケーキを注文して、2時間近く話した。仲間は蒲田在住なので、改札口で別れた。

 

スマホや本持つ客乗せて混みあえる夕方の電車蒲田駅出る

コロナ禍の窓より夜風入りきて電車の混雑やわらげくれる