昨日は友だちと早稲田から江戸川橋まで散策

 最近、毎日のように外出していた。

 昨日の日曜は朝早めの時間からでかけた。バスと電車を乗り継いで、東京メトロ東西線・早稲田で降りた。

 早稲田大学のホームカミングデーに、大学時代の友だちと参加するためだ。友だちは浜松から朝早く起きて新幹線こだまで東京に来た。妹さんもいっしょだ。

 わたしは開会の9時に遅れたが、会場の案内係に後で来る人がひとり入ると伝えたので、友だちの席まで案内してくれた。学長や卒業生代表などが台上で話し、最後は校歌をテープで流して、わたしたちは声に出さずに歌った。

 小一時間で終わったので会場を出て、友だちが行きたいところをめぐることになった。妹さんが一緒に来たのはわたしが当日来れるかどうかわからなかったので、ひとりで東京を来るのを心細がったからだ。わたしは昨日の日曜を含めて五日連続で外出していて、体力的に自信がなかったので日曜日は確約していなかった。

 友だちの希望でまず、文学部から早稲田大学のメインキャンパスに移動し、この大学の卒業生である村上春樹記念館に足を運んだ。混みあっていて、入場制限をしていたが20分ほど待って入れた。初期から現在までの作品がすべて展示されている。本の展示だけでなく、読みたい本を読むスペースが何か所かに設けられ、どれも座り心地のいい椅子が置かれていた。イベントを開催する場所も設けられている。

 村上春樹記念館を出て、次は大隈庭園へ。さらには早稲田から離れ、神田川沿いのどこか大名の庭園、芭蕉庵をめぐり、胸突き坂(細くて急な坂)を上って、目白通りに出た。友だちのリクエストで椿山荘に向かった。ここの庭園が見たいようだ。

 椿山荘の庭園はこのホテル内の施設を使う人だけが入れるとのことだ。ホテル内の店でランチをとるとかなり高額なので、別の近くの店でランチを食べることにした。この店が大当たりで、そこそこの価格で味・量ともに満足ができた。野菜の料理がおいしいし、肉料理もボリュームがある。

 椿山荘ではカフェテリアで珈琲や紅茶、ソフトドリンクを楽しんだ。庭園を見下ろす、すばらしい場所にある。高低差のある地形を生かした庭園にはこのホテルで挙式をあげた新郎新婦が写真撮影をしている。華やかな雰囲気も楽しめる。人工的な雲海が演出され、庭園美に変化をそえている。

 飲み終えて庭に出た、建物のなかから眺めているより広く感じた。高台には三重の塔がある。低いところには清流が流れ、夏には蛍が見られるとのこと。ここは山県有朋のもと邸宅だったところで、その広さ、変化に富んだ地形が魅力的だ。

 椿山荘の庭園を満喫したあと、友だちはお台場に行きたいと言う。わたしはお台場は遠慮することにしたが、途中まで友だちとその妹さんと一緒に行くことにした。

 椿山荘を出て、東京メトロ有楽町線江戸川橋の駅に向かった。最初は平らな道でだんだん下り坂になり、ついに神田川に架かる江戸川橋に出た。橋を渡ったところにメトロの駅があり、電車に乗って有楽町へ。ここで山手線に乗り換え、新橋へ。ここkら友だちたちはゆりかもめに乗ってお台場へ。わたしは新橋で別れた。

 

人工的な雲海におおわれた椿山荘の庭園

椿山荘のホテル棟、秋の雲がきれい、下の方の庭園はうっすら雲海の名残が・・・