鉢植えのクレマチスの手入れをする

 いちだんと春らしい陽気になった。もう三月だから、春なのだ。冬の気分をどこかで引きずっているが春なんだと思う。

 陽ざしたっぷりの庭に出ると、寸鉢に植えたクレマチスのつるにもう新芽が膨らんでいるのが見えた。この新芽はもう小さな花芽をもっている。5月に咲く花に向けて準備をしているクレマチスを見て、手入れをしなければと思った。

 古い支柱を抜いて、つるをほどき、新芽を持っていない枯れたつるを切って取り除く。新芽があるつるは新芽のすぐ上で切り、先端の芽のないつるは捨てる。芽のあるつるだけを残し、新しい支柱を建てて、ビニタイでゆるく固定してからませた。

 もう一つの植木鉢でも別の種類のクレマチスが新芽を膨らませている。鉢には雑草がはびこっていて引き抜くが根ごとは抜けないので、思い切って植え替えをすることに。

 植木鉢を横にして地面に叩くようにして、根鉢をゆるませ植木鉢より出した。雑草は根ごと取り除いた。こちらのクレマチスも新芽のない枯れたつるは切って取り除き、芽のあるつるだけを残した。

 元の植木鉢より少し小さめの植木鉢に、新しい培養土を(赤玉土9割に腐葉土1割プラス元肥)を入れて、クレマチスの根鉢を入れた。クレマチスは深めに植えるのがよい。深めに植えると新しい芽が土の下から出て、つるの本数が増えるから。

 他の植木鉢に植えたクレマチスは2つが枯れていた(つるに新芽がない)。あと1つは小さな芽が一つついたつるがある。これは小さめの鉢に植え替えたほうがいいだろう。だがうまく成長するかどうかわからない。後日に植え替えをすることにした。

 午前中は庭に出る時間が多く、庭仕事を終えてからしばらく歌集を読んだ。

 午後は昼食後、最近では定番になっている昼寝をした。

 日の当たる廊下に布団を敷き、カーテンを閉めて横になった。眠れなくてもいいかなと思ったがいつの間にか眠ったようだ。

 目が覚めてから、こころのなかにわだかまっていたことがほどけていくのがわかった。30~40年前に知り合った人と、つかずはなれず、最後のほうは年賀状だけのつきあいが続いていたが、知人が病気になったことから別の友人も交え会うことになった。ここまでは再会を喜び楽しい時間が持てたのだが、あることからうまくコミュニケーションがとれなくなり、二回めに会ってからずっと会うことのない数年が経った。

 その知人と会う気がなくなった自分がいることに気づき、もう会うことはやめた。それがわたしにとっていちばん自然なやり方だから。

 

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プランターに植えたパンジーとチューリップ

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青紫色のクロッカスが咲き始めた

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プランたーに植えたビオラとヒヤシンス

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プランたーに植えたビオラとヒヤシンス

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うすい桃色の梅が開き始めた

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芽を持つクレマチスのつるを支柱にまらませた

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こちらは新しい培養土で植え替えをしたクレマチス