副反応よりラインのやりとりがきつい

 朝から小雨が降る、寒々しい日曜日。

 昨日の朝10時半に三回目のワクチンを接種したが昨日中は元気でいられた。

 昨日の夜、わたしを気遣ってくれた友だちとラインのやりとりをした。信頼している友だちなのだが、あることをラインで送ってから、かなりシリアスなやりとりとなり、ぐだぐだに傷ついた。もちろん、ラインの終わりはスタンプで何ごともなく終えたが、さて眠る時間になったが眠れなくなった。

 ラインのやりとりが頭をぐるぐる頭をめぐり、もう無理なんではないか、この友だちとは、と夜中に考え始めた。ほかの人間関係にもマイナー気持ちは向かい、考えてみればどの友だちとの関係にも少なからず傷ついた記憶があり、わたしの人生はなんなのだろうというところまで考えが及んだ。

 いつの間にか眠ったようだが2時間ほどで起きてしまい、この世にいるのもめんどくさく、生きていくことも難しい。どん詰まりまで気持ちが落ち込んだ。

 そのまま6時ころまで目が覚めていた。救いはNHK短歌を見ることができたこと。好きな歌人、大森静佳さんだったので楽しむことができた。

 なんとか眠らないと、と生きる気力がわいてきて眠ったが2時間ほどで目が覚めた。

コロナウィルスのワクチンには人の神経を鬱状態にする副作用があるのだろうか。

 9時過ぎに布団を離れ、いつもより遅めの朝食を食べた。スマホに昨日ラインのやり取りをした友だちからわたしの副反応を心配するラインが入っていて、食事をの後半に返信を送った。

 電話中、気になり体温を計ると36,7℃、昨夜寝る前は35,7℃だったのでこれはもう微熱だと思い、カロナールを一錠飲んだ。これをラインで友だちに伝えた。思ったより副反応軽いかもね、みたいなやりとりもした。

 友だちが声を聞いていい?とラインを送ってきたので、いいよと送り、向こうからライン電話があり20分ほど話した。

 ここで昨夜眠れないときに考えたことの一端を話した。ぜんぶでなく、さわりを。わたしがあることをラインで気軽に送ったことが事の発端なので、話したり伝えるタイミングがあるがわたしが間違ったというような話もした。これで凝りて何もかも正直に話すのがいいわけでないと骨身にしみたので、話さないという選択をこれからは尊重していこうと思うとも話した(本心であるが、これは言わなくてもよかったことだ)。

 だが友だちと電話で話せたのはよかった。この世とは別のどこかに行きたいと思った気持ちはやわらいだ。

 いまはカーリング女子の決勝を見ながらこれを書いている。薬を飲んで副反応もだいぶ和らいだ。腕の痛みがほぼ消えて、あれから熱が上がった感じもない。もし、一錠で効かなければもう一錠追加で飲むかと思ったがいまのところ大丈夫である。