久しぶりに国会図書館に行く

 湿気をふくんだ雲が多く、青空は少しだけ。雲が膨張して青空を狭くしているのが見ているとよくわかる。

 先週初め、インターネットで国会図書館の入館予約をしたら、抽選で入館できることが金曜日にわかった。

 今日がその日で、午前中家を出て国会図書館に向かった。

 久しぶりに行くので、どの電車に乗るのかやや迷ったがいったん乗ってしまうと目的地に着き、まえと同じだなと思った(当たり前だが)。

 南北線永田町駅で降り、国会議事堂前の改札口まですごく歩く。10分くらい歩くのではないか。

  わたしが着いた午前中はわりと空いていたが、だんだん人が入ってきた。

  登録カードをパソコンにつながったカード読み取り機に置き、それから操作をする。

 歌人の永井陽子さんが22歳時はじめて発刊した句歌集(俳句と短歌の歌集)、『葦牙』(あしび)を閲覧した。角川の「短歌」(1971年6月号)を閲覧し、永井陽子さんが19歳の時、角川の「短歌」で角川短歌賞候補になった作品と、歌人前川佐美雄の講評を読んだ。

 さらに、永井陽子さんが亡くなった後、この方が所属していた結社の月刊誌「短歌人」(2000年8月号)で組まれた「永井陽子追悼特集」を読んだ。2003年8月に発刊された角川の「短歌」で組まれた「永井陽子特集」も読んだ。

 いずれもとれるところは複写申し込みをしてコピーをとった。

 こうやって、永田陽子さんの短歌作品や雑誌に書いた文章、永田さんについて書かれた文章を読み進むにつれて、その人となりもだんだんわかってくる。

 一度もお会いしたこともなく、お見かけしたこともない方だがわたしのなかであるイメージが少しづつ出来上がっていく。

 永田陽子論を論じるのはわたしには荷が重いが、永田陽子さんとその短歌について書くことはできるような気がしてきた。

 

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永田陽子さんの最初の句歌集、表紙のコピーを撮影した、この赤い色がすごく印象的だった

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永井陽子さんの自筆で書かれた寄贈印

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内表紙

 

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大型のツユクサ、名前はなんといったっけ?この青色が大好きだ

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白いカワラナデシコ

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青色のロベリアと、赤色のバーベナ