献詠歌を1首送る

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クリスマスローズ

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花壇に咲く花の数が増えてきた、忘れな草が先手を切って・・・・・



 気温が上がって風もなくおだやかな一日。

 春が来たと実感できるような日だ。

 庭に出ると梅の花はおおかた咲き終わり、一部だけ花が残っている木に目白が訪れている。

 咲き始めたのはそんな前ではないのに、いつの間にか花が終わってしまった。梅の花が終わった何本もの木を眺めながら、時の過ぎる速さに驚き寂しさを感じた。 

 梅の花が咲き始めたころに戻りたいという妙な感情が湧いてきた。

 「湧」という文字を読み込んだ献詠歌をあれこれ考えてきたが、もうこれ以上考えてもいい歌は生まれそうもないと見切りをつけた。壁に突き当たってから、さらにその壁を超えようとしないといいものは生まれない。そうは思ったが、これでいいと思うことにした。次はもっと考えるようにしよう。

 1首を葉書に書いてポストに投函した。ポストに差し入れた手から葉書はなんの未練もなく旅立っていった。

 葉書をポストに投函するとき、こちら側に迷いがあると葉書がすんなりと手から離れないような気がする。今日の葉書は行ってくるね~と気持ちよく手を離れた。

 庭にメダカが棲む水がめを2つ置いてあり、ひとつは一昨日水を替え、新しい水に昨日メダカを放した。十数匹のメダカが冬を越してくれた。

 今日はもう一つの水がめをきれいにした。水を掻き出す前に網ですくってもメダカが一匹もすくえない。一匹もいないはずはない。二月末のあたたかい日に水面まで上がってきたメダカを数匹見ているからだ。

 だがこちらの水がめにはメダカが一匹もいなかった。なんで!メダカを食べる蛇がいるがまだ冬眠から覚めていないのではないだろうか。どう考えてもわけがわからない。

 というわけでもう一つの水がめには新しい水を満たしたがここで泳ぐメダカがいない。ホームセンターでメダカを買ってくるつもりだが、何匹のメダカをわたしは死なせてしまったのだろうと寂しくなった。

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種子から蒔いて育てたストックの花

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白い沈丁花が満開になった、香りも楽しませてくれる