障子紙を買いに行く

 朝から晴れて気温が上がった。

 午前中早い時間は友だちにメールを送るなどいくつかのことをやり、11時ごろ家を出た。寝室と居間の障子の張り替えに必要な紙を買いに行くためだ。

 先週一度行った店なので慣れた感じで、都営三田線に乗り千石駅で降りた。白山通りを水道橋方向に歩くと右側にある。途中、伊勢ノ海部屋があるが今日は看板を見過ごしてしまい、歩道を歩いているお相撲さんにも会わなかった。同じ道を歩いても違う時間が流れていると思った。

 紙舗直という店の重ための木の扉を押して入る。店内には誰もいなく、左手のドアから女性の店員さんが出てきた。10時開店で午前中はあまりお客さんが来ないようだ。

 さっそく先週買った障子紙を8メートル20センチ注文した。平たい腰ほどの高さの台に数十センチごとに白いテープが張ってあり、そこに巻いてある紙をひろげて長さを計っていく。紙が斜めになると白いテープのところで紙の端が斜めになっているのがわかるので、修正する。紙を真っすぐ8m計るのはかなり難しいと感じた。わたしにはできなさそう。紙の扱いにくさは先週障子の張り替えをしてよくわかった。

 障子紙を買うだけでなく、店員さんと張り替えの仕方のポイントを教えてもらった。いちばん役に立ったのは障子の桟の下に紙を敷いて必要な長さに切ったほうがいいというアドバイス。桟の上に紙を置いて切ると、真っすぐ切るのが難しいが下に置けば重しがあるので切りやすいとのことだ。

 かなり張り替えのいろいろな話ができた。この方も自分の家の障子をご自分で張ったそうで、色や模様のある厚めの和紙を使ったと話した。一枚5~6千円する手漉きの和紙は一枚として同じ色・模様がなく、わたしも大好きだが障子全部に使うには高価すぎる。

 最後にふと思いついて水彩画を描くための和紙を二枚買った。店員さんがおすすめの和紙3タイプがあり、そのうち2つを選んだ。どんな水彩画が描けるか楽しみだ。

 

 2時ころ家に帰ると留守電に武蔵小杉の歌会の仲間からの伝言が入っていた。

 遅めの昼食を食べ、さっそく寝室の雪見障子の古い障子紙を3枚分はがした。4枚あるが一枚はあまりにも破けていたので先週三分の一貼り替えたので後回しにする。

 きれいに紙と古い糊を取った後、留守電に入っていた仲間に電話すると驚く知らせだった。

 いつも歌会で使っている武蔵小杉の中原市民館がコロナウィルス・ワクチンの接種会場になるので第一会議室と第二会議室しか使用できないとのことだ。

 わたしたちは使用できな部屋を予約しているので、さっそくインターネットでその二部屋に予約し直したが、いつも使っている第二・第四火曜は空いていないので別の曜日を取った。三か月半分、7回分の予約変更は違う曜日・違う時間帯にして何とか予約ができた。ただ、すごく疲れた!急な予定変更が昨年末からコロナウィルスのおかげであるので、ややうんざりである。

 いちどめはみんなと旅行を計画したがキャンセルしたことで、大変な思いをして申し込んだのに徒労感を感じたし、今回も振り回されてくたくただ。

 ただ、ワクチン接種が無事に大多数の国民に行き渡れば、もう少しなんとかなるにちがいないと明るい未来に目を向けるようにしたい。

 

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紙舗直(しほなお)はこんな外観の店