庭に出れば早春の気配ほのか

 成人の日はとても寒く陽射しが少ない。

 成人の日の振袖を着ることがなかったわたしは、母がどのような思いで成人するわたしを見ていたかと遠い日を振り返った。もう一度やり直せるなら、あの時に戻って母に成人式の振袖をねだってみたい。母はきっと喜んでくれるだろう。

 今日は今のところ一度も外出をしないで、歌会の準備などをした。

 月に2回開かれる歌会はいまのところ、中止の知らせはない。会場になる中原市民館に数日前電話をしたが、夜の開館時間は短くなるが昼間はいつもと変わらないとのこと。

 歌会は飲食を伴わないし、人数も多くて5~6人(コロナ禍で欠席する人が数人)。気を付ければ大丈夫だろう。今回は35名定員の広い部屋を予約してある。いくら広くても耳が遠い人が多いのであまり離れた席を使っての歌会はできない。広い部屋を予約した意味はあまりないようだ。

 みなさんの詠草(わたしの歌もふくめて)18首から5首前もって選んで歌会にのぞむので、何回か読んで選ぼうとしたが決め手がない。いつもだとこれは!と言う短歌が1~2首はあるのだが。

 歌会当日に持って行く詠草(次の歌会のための)は、3首何とか決めてワードの原稿用紙設定で入力した。あとはプリントアウトするだけ。

 

 外出はしなかったが庭に出て、乾いた植木鉢や花壇の草花に水やりをした。寒いからと言って水をやらないとか乾き過ぎて枯れることだってある。風が強い日があると植木鉢はとても乾きやすい。

 桃の木の近くにはクロッカスの芽が伸びているところと、白い小さな芽がやっと顔を出したばかりのところがある。同じクロッカスでも花色によって花の時季がだいぶ違う。白と黄色のクロッカスは早めに咲き(2月の初め頃から)、青紫色のは遅く咲く。

 昨年より芽の数が少ないので、できれば新しいクロッカスの芽出し球根を買って,植え足したい。

 

 

映画見て家に帰れば翼もつ年賀はがきが1枚待ちゐて

 

袖口にカフスをつけたる君を見てやや遠のける景色とおもふ

 

母の姉二十歳になりて産みの母に会ひにきしとぞ母はこどもで

 

 

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これは黄色か白のクロッカスの芽

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これも黄色か白

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こちらは青紫色のクロッカスの芽

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床屋さんにいただいた赤い一重の椿のつぼみ

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やや開きかけている