カンパニュラの苗を花壇に植える

 日中は晴れてあたたかくなった。

 暖房のエアコンを使ったのは朝方だけで、日中はオフにした。

 ヒーターを入れた炬燵に入って、新聞を読んだり、図書館から借りた歌集を読んだりした。貸出期限が過ぎているが図書館に電話を入れ、月曜に返しに行くことを伝え了解を得た。日曜の図書館は混み合っているので避けたかったからだ。

 午後になり、庭に出て鉢植えに水やりをした。

 三鉢のカンパニュラの苗がまだ植えていなかったので、植え付けもした。

 3~4畳はある広い花壇だがいろいろな植物が植えてあるので、植える場所を作るのに苦労した。宿根草の菊の根をいくらか抜いて場所を開けた。宿根草はそのままにしておくとどんどん増えるものがある。小菊はどちらかというと増えやすい。

 一方、植えっぱなしにするといつのまにか消えてしまう宿根草もある。菊は菊でも段菊や浜菊はまったく増えずにいつのまのかなくなってしまった。どちらも好きな花なのでいつも残念な思いをしている。

 カンパニュラの花色はうすい桃色と水色、白の3色。水色と白は並べて植え、桃色は少し離して植えた。土を掘り起こし、他の植物の根を取り除き、よく耕して腐葉土を混ぜてから植えた。

 カンパニュラは柴犬レオがいたとき、この花壇によく植えていた花。一度種を蒔いて育てたが二年草なのでレオがいる間に咲かなかったという寂しい思い出がある。

 だがレオがいるときに咲いた花の記憶があり、ちょうど青梅を収穫する頃咲いていた。レオがいた頃の青梅の収穫は近所の人たちとにぎやかにやったので、その楽しい思い出もカンパニュラの花にはある。

 

桃色と白と水色のカンパニュラ花壇に植ゑれば亡き犬の顔

 

カンパニュラ咲くころ庭の青梅を収穫せしと思い出づ