居間にエアコンがついた

師走に入り2回目の日曜日。朝から晴れて日中の気温は上がった。といっても12℃くらいか。

 先週木曜に買ったエアコンの取り付け工事が今日で、8時から10時までの早い時間に行なうと昨日電話があった。 

 電気屋さんが来たのが8時半。前のエアコンの設置状況を見て、ホースの長さなどを計測し、標準取り付け工事《無料)に追加料金がかかると言われた。ホースは標準だと4メートルまでだが、6メートル必要で、さらにホースが室内を通るため断熱材を撒く必要があるとのこと。あともうひとつ何かの追加があり、税込みで14300円の追加料金がかかる。

 前のエアコンより横幅がやや小さいが、奥行きは前よりやや深く、出っ張った感じはほとんど同じ。フィルターの自動清掃機能が付くと、エアコンの厚みがどうしても必要なようだ。

 わたしはどちらかというと薄いエアコンが好きなのだが、今は厚みのあるエアコンが主流のようだ。

 取り付け工事は2時間あまりかかり、その間掃き出し窓は開けっぱなしだったので寒かった。炬燵に入り厚着をしてしのいだ。工事をしている人はわたしより薄着だが身体を動かしているので寒さは感じないだろう(と勝手に思う)。

 約9年前(2010年11月)に、父親を病院から家に迎えるために買ったエアコンが取り外された。父のために買ったようなものだがこの家で二か月弱しか使わなかった。その後は柴犬レオや老犬ももことの生活、わたしひとりの生活を見守ってくれたエアコンがなくなり、新しいエアコンを見てもどこかなじめない。

 水害はいろいろなものをわたしの身辺から奪った。浸水がなければなかなか捨てられなかったものを捨てられたのはよかったと思うが、何が捨ててよくて何を残すのか、よく考えるとわからなくなる。

 勢いでよく考えずに捨てたので捨てることができたのである。

 二世帯住宅の二階に住む弟のお嫁さんが、母の誕生日が明日だと言って、和菓子を持ってお線香をあげに来てくれた。

 そうだった。明日は母の104歳の誕生日。12年前の誕生日にはお小遣いを包んで持ってきてくれた。わたしもすぐ着れるような普段着を買ってきて母にあげた。あの時は、食が細くなってきた母を心配し、少し前に病院で検査を受けたがあんなに急に逝ってしまうとは夢にも思っていなかった。

 母の誕生日に久しぶりのお墓参りに行けるといいが。

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近くの川に映る紅葉の楓

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三本、楓が植えられている