ボランティアの方に濡れた畳を運びだしてもらった

 数日前に申し込んだ大田区福祉協議会のボランティアが今日、家に来てくれることになった(昨日電話があった)。

 いつ来るかは決められないという。

 お昼から近くの神社で、水害の後始末に疲れた人たちを支援するという目的の集いが開かれた。スプレー式の消毒剤、ゴミ袋,雑巾、タオルや、簡単な昼食(豚汁とおにぎり、焼き鳥)が配られた。

 豚汁は持ち帰りはなしで境内で食べるように言われたので、いっしょに行った近所の奥さんと食べた。  

 家に帰り、もらったおにぎりと焼き鳥で昼食をすませ、少したつとボランティアの人たちがやってきた。神社にいっしょに行った奥さんの家にまず行き、次がわが家だった。

 家に上がってもらい、運び出してもらうものを見てもらった。

 オーディオボード1つ、サイドボード1つ、洋服箪笥2つ、畳9枚である。

 ボランティアはぜんぶで6名でリーダーが率いる。息があって、こちらがから見ると大変そうなことも手際よくこなしてくれた。三段重ねの桐の箪笥と洋服箪笥(こちらは残すもの)をどけて、8畳間の畳を三枚運びだした。

 洋室からはサイドボードと洋服箪笥の運び出し。いちばん大変なのはわたしの部屋である6畳の和室だ。濡れた畳が1週間前から6枚敷いたままである。畳の下の板敷き(合板)が抜けてしまい、わたしは地面にずぼっと落ちた。

 まだ強度を何とか保っているところに家具を移動し、6枚の畳をなんとか運び出した。この部屋は増築のとき作った和室で、畳の下の板敷きが居間や仏間と全然違い、合板を敷き詰めてある。居間や仏間は最初に作った部屋で、一枚板を敷いてあり、ある程度空気を通し水に濡れても比較的丈夫だ。合板のほうはもろい。もっと早く畳を上げていればよかったかもしれないが、重くてわたしたちではできなかった。

 ほんとうにボランティアの方々には感謝している。生まれてこれほどありがたいと思ったことはそれほどなかった。ありがとう、とても助かりました。

 

 増水、氾濫した近くの川に気になるかるがもがいる。一羽で泳いでいるところを見たが、川岸にあがると水かきのところが欠損している。気になるようで、水かきのない足を盛んにふっている。

 お腹が空いているかも、と思い、家にあるパンをちぎってあげたら喜んで食べてくれた。

 だがネットで傷ついたかるがもの扱い方などを調べるうちに、野鳥にパンをあげてないけないという情報があった。パンは栄養価が低く、肥満になるだけとのことだ。どうしよう。もうあげられない。

 かるがもを保護するには相当の覚悟が必要で、いまのわたしはできないと思った。自分の手で保護して、面倒もみなければいけない。またはボランティアの人がいればその人に託すことができるが、いるかどうかはわからない。動物病院での治療費も保護して人が負担するようだ。

 東京都に自然環境部計画課鳥獣保護担当という部署が野鳥の保護担当のようなので、電話だけはしてみるかもしれないがそれ以上は無理だ。