床上浸水の後始末

朝からくもりときどき小雨のはっきりしない天気。からっと晴れてほしいが明日も望めないようだ。

 12日の土曜日の夜にブログを更新してから、5日間更新しなかったのはインターネットに接続できなかったから。今日の午後。KDDIの修理担当の人がやってきて、機器の交換をし、修復してくれた。

 インターネットが切断したのは12日(土曜)の夜9時過ぎ。風雨ともにいちばん荒れ狂った頃だ。10時過ぎ風が去り、近くの神社の高台に避難させた車を取りに行こうと1階に降り、玄関の戸を開けると水がひたひたしていた。

 強い雨でたまった庭の水かと思ったが、家の前の道路を見ると茶色の水が流れていた。多分あの時点で腰くらいの高さだったと思う(わが家は盛り土をして少し高くなっている)。

 急いで二階に戻り、それほど時間を置かず1階に行くと水は玄関の中に入ってきた。水に濡れると困るものを一階の部屋の上のほうに移動させた。

 それから二階と一階を行ったり来たりして、とうとう床上まで水が上がった。

 この水は最高で胸のあたりの高さまで増え、13日(日曜)の3時過ぎから少しづつ下がり始めた。4時過ぎに眠りについたわたしは6時半に目が覚め、そのときはほぼ水は引いていた。

 それから床上まで来た濁った水が残したものの後始末をずっとしているがまだ終わりが見えない。

 畳の部屋が三部屋、カーペットを敷き詰めた部屋がひと部屋。畳は水をたっぷりふくみ、はがすしかない。今の時点で11枚はがし、あと9枚残っている。カーペットは大変な作業だったが昨日ぜんぶ(8畳強の広さ)はがし終えた。カーペットの下にフェルトが敷いてあり水をぐっしょりと含みそれをとるのがすごく大変だった。

 昨日は工務店の人に来て、こちらの希望を伝え、実際に見てもらって、見積もりをたててもらうことにした。

 そして今日はインターネットが復活。少しづつ良い方向に向かっている。

 今日は朝6時半ごろから、箪笥二つ分の洋服を袋に詰めて処分した。父が生前オーダーメードした背広が何枚も。この背広を着て仕事をがんばったのだと思った.しっかりとした生地でしっかりとていねいに縫製されている。着ることで自信が持て、仕事への心構えを持たせるような服だ。でも捨ててしまった。

 母が生前使ったたくさんのエプロン、普段着の着物、入院した時のパジャマ・・・・なんでこんなものが残っているのかというものもあった。いままで父母が使っていたものを家にそのまま残して暮していたが、もうそれはできないと思った。ネクタイ、母が縫った父の浴衣・・・・・・いくつかのものをかたみに残した。

 柴犬レオと老犬ももこの遺骨を安置したオーディオボードも水につかり、下の引き出しが空かなくなった。これも処分するつもり。レオやももこが落ち着ける場所がなくなり、いまは父母の仏壇の横に置いてある。部屋が元通りにもどったらどこかいい場所をつくってあげたい。

 

 昨日うれしいことがあった。郵便ポストを見ると二通の封書が。ひとつは若山牧水短歌大会からのもので、送った歌が佳作に選ばれたという知らせ。もう一つは大田区短歌大会からで、こちらも送った歌が選者賞をいただいたという知らせ。

 若山牧水短歌大会は昨年も佳作に選ばれたが体調がかんばしくなく授賞式に出席できなかった。今年は水害の被災者になったので行けないかもしれない。復旧のめどが立たず、3畳の板の間暮らしが続きそうだ(他の部屋が使えないので)。

 大田区のほうはなんとか出席する方向で考えたい。

 どちらも、2首送ったがわたしがいいと思った方ではない方が選ばれた。

 

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水が引いた後の台所

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ここまで水が来た

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畳をとるとこんなになっている

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水が引いた後、庭に出て金木犀が咲いているに気づいた。あの強い風雨に負けず咲いている

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木に咲く花は強いのだろうか

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泥水にひたされた花壇、葉っぱに乾いた土が白く残っている

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下の葉は泥に汚れても、花を咲かせる上の葉はきれいな緑色に